かぶとたいぞうです。
戦争をするには対外的にも対内的にも大義名分が必要です。それで「恒久平和のため」とか何とか言いますが、平和のために戦争をするなんて本末転倒であることぐらい小学生でも分かります。
けっきょく戦争やっている人たちは、自分の野望をかなえたいだけ、自分の夢を実現し、自分が正しいと言いたいだけ。そして自分の地位や立場を守りたいだけなのです。庶民のことなどなにも考えていません。だから庶民が何人死んでも気にならないのです。
英雄に憧れる少年
戦争を仕掛けるリーダーは、自分もジュリアス・シザーのような英雄になりたいとか、誰も果たせなかった世界統一を成し遂げたいなんて思っているのでしょう。そのための犠牲はやむをえないと思っているのです。自分は選ばれた特別な人間だから、他人を何人殺してもかまわないとでも思っているのです。
プーチンも、ネタニヤフもそのタイプです。もしかしたらゼレンスキーもそうだったかも知れません。
トランプ大統領
だから、「戦争をとにかく終わらせたい」と言うトランプ大統領の言葉には新鮮な共感を覚えます。
「プーチンも悪いが、ゼレンスキーも悪い」とトランプ大統領は言いましたが、私もその通りだと思います。ゼレンスキーはその後反省し、クリミヤ半島の奪還は諦め、戦争を早期に終結し、自分は大統領を辞すと言っています。もしその通りに実行すれば、、ゼレンスキー氏は本当に国民のことを考えた大統領であると、後々高く評価されるでしょう。
プーチンは野望しか考えていない
いっぽう、プーチンは自分の野望しか考えていませんから、ゼレンスキーが怯むとかえってつけあがり、平和交渉にいちいち難癖をつけて、けっきょくはロシアの良いように持っていかれそうです。トランプ大統領も最後は匙を投げるのではないでしょうか。
老獪さではトランプ大統領よりプーチンのほうが一枚も二枚も上です。
ネタニヤフもプーチンと同類
ネタニヤフのやりかたも同じです。絶対に戦争をやめないでしょう。イスライル国民が自ら首相を引きづり下ろさない限り、パレスチナ人への蛮行を続け、パレスチナ人が絶滅するまで殺すでしょう。
イスライル人の評判を地に落とし、イスライル人が恥ずかしくて外国になんて行けない状況を作るでしょう。イスライル人はどこの国に行っても相手にされなくなるでしょう。もう既にそうなりつつありますが。
トランプ大統領の言うことは正しい
トランプ大統領の言うことは正しいです。でも本当に戦争をやめさせられるかどうかは疑問です。
戦争を仕掛ける人、戦争をやりたがる人の心は尋常ではありません。修羅です。鬼です。どんなことをしても戦い続けます。自分の功名心のためにはどんな卑怯なことでも、どんな無慈悲なことでもやるのです。どんな嘘でもつきます。二枚舌です。約束を反故にします。目的を達成するためにはどんな悪どい手でも使います。暗殺なんてへっちゃらです。
トランプ大統領も丸腰で交渉に当たっているわけではないとは思いますが、一筋縄では行かない連中ですから、どこまで通用するか心配です。
平和とは戦争をやらないこと
平和とは戦争をしないことです。単に戦いをやめればいいだけなのです。でも人間は絶対に戦争をやめません。古今東西、戦争がなかった日は一度もありません。
時々英雄気取りの狂人が出てきて、世の中をひっちゃかめっちゃかにするのです。そして英雄になるのです。
戦争の英雄を描いた映画も次々と作られます。少年は英雄に憧れます。英雄が好きな女性もいっぱいいます。ヒットラーにだって若くて綺麗な愛人がいたのですから。
けっきょく人間は戦争が好きなのだ
けっきょく人間は戦争が好きなのです。神様が人間にだけ闘争本能を与え、戦わせたがっているのです。食欲、性欲と同じで、戦うこと、争うことも人間にとっては本能なのでしょう。
お互い滅ぶまで戦えば、地球は平和になるかも知れませんね。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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