かぶとたいぞうです。
味噌汁はとても体にいいです。味噌は発酵食品なので免疫力を高めます。
朝の1杯の味噌汁は体を暖め体を燃やし、体に活力を与えます。
もっと味噌汁を飲もう
私たちはもっと味噌汁を飲まなければなりません。味噌とちょっとした具さえあれば誰でも簡単に作れます。
日本人が味噌汁を飲まなくなった理由のひとつは、作るのが面倒だと思う人が増えたからだと思います。そしてその背景には、味噌汁に関してこだわりを持ったりウンチクを言う人がいるからだと思います。
「味噌汁はかくあるべし」
みたいな。
まったくナンセンスです。
味噌汁の原型
前にもブログに書きましたが、もともと味噌汁の原型は、味噌を乗せたご飯にお湯をぶっかけたものです。
江戸時代の中期から末期。一般的な武士の食事はご飯に漬け物くらいの質素なものでした。
「にほんむかしばなし」に出てくるような、てんこ盛りのご飯を少量のしょっぱい漬け物で食べるのです。これでも贅沢なもので、農家はアワやヒエさえ十分に食べられませんでした。
味噌は高級品
当時、味噌は高級品で、たまにしか食卓に上がりませんでした。
味噌はご飯の上にちょこんと乗せ、ご飯と一緒に食べました。そして最後にお湯をぶっかけて今で言う「猫まんま」にして食べるのが武士の楽しみでした。高級な味噌をほんの少しでも残さないよう、お茶碗の縁についた味噌をお湯で溶いて飲むのです。
現在の味噌汁は明治以降
現在のように味噌汁として独立したのは明治以降の料亭文化だと思います。
それでも最初の頃は「締め」にご飯と漬物、味噌が出て、自分でお湯をかけて食べたのだと思います。そのうちに「抜き」(飯抜き)が流行り、飯の代わりに具を入れて今の味噌汁になったのではないでしょうか。
味噌汁の原型は味噌をお湯で溶いただけのもの
このように、味噌汁の原型は味噌をお湯で溶いただけのものなので、深く考えなくてもいいのです。
作るのが面倒な人は、1食分ずつ小さなビニール袋に入ったインスタント味噌汁でいいのです。味噌と出汁とワカメなんかの入ったやつです。
武士のやり方を再現するのも豪快
あるいは味噌だけ買ってきて、江戸時代の武士同様、最後に味噌をご飯に乗せてお湯をぶっかけて楽しむのも豪快です。それだけでも味噌の発酵成分が体に染み渡ります。
奥さんが味噌汁を作ってくれないなら自分で作りましょう。逆に亭主が味噌汁にうるさいなら自分で作らせましょう。誰でも簡単に作れますから。
私のやり方
私は味噌と同時に野菜もうんと摂りたいので、具だくさんの味噌汁を毎朝作っています。
作り方は簡単で、フライパンに水、野菜とキノコなどを入れて沸騰させ、お椀に移したあとシマヤのイリコだしと味噌を入れるだけです。最初に味噌を入れないのは味噌をあまり高温加熱したくないのとフライパンを洗うのが面倒だからです。
フライパンは水でゆすぐだけ、味噌は食べながら溶かします。
パタヤでは電子レンジで
パタヤでは同じことを電子レンジでやっています。
お椀に野菜とキノコを入れ熱湯を注いでから電子レンジで2、3分です。
野菜とキノコは毎日使うのであらかじめ切ってタッパーに入れてますから、毎朝味噌汁を作るのに2、3分しかかかりません。カップラーメンより早いです。
それでも面倒なら
それでも面倒だと思う人は、最初はインスタント味噌汁で十分だと思います。
面倒なことにチャレンジするのではなくハードルを下げればいいのです。
そのうちに、ビニール袋に残った味噌がもったいないと感じたり、ゴミが鬱陶しく感じるようになったら、味噌と出汁の素を買ってくればいいのです。具も乾燥した味噌汁の具でかまいません。乾燥したネギやワカメなんかが一緒に入って「味噌汁の具」として売っています。
味噌汁なんてものは
味噌汁なんてものは時間と手間をかけて一生懸命に作るものではありません。雑に楽にパパッと作ればいいのです。失敗したらお湯を足すか味噌を足せばいいのです。私は味が薄かったら醤油を足します。醤油を足すと赤味噌になってこれまた旨いです。
完璧な味噌汁を作ることより、味噌汁を楽に作って毎日飲む方がずっと大事だと思います。
難しく考えない
難しく考えずに適当に作りましょう。毎朝の食卓が楽しくなり、体も健康になると思います。
味噌をお湯で溶くだけでもいいのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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