かぶとたいぞうです。
今朝起きると、SBI証券から配当の通知がありました。ゼネラル・ミルズ(ティッカーGIS)でした。
四半期1株配当額(1単位)は0.54ドルから0.59ドルに上がっていました。今年は決算結果が良かったので増配することは知っていましたが、改めて計算すると9.26%もの増配です。物価上昇率といい勝負です。
ペプシコも10%の増配だった
先日増配されたペプシコと同じくらいの増配率です。やっぱり食品は強いですね。
私はつくづく運がいいです。
ゼネラル・ミルズは安く買えた
6年ほど前からゼネラル・ミルズを安く買い続けました。それ以前に連続増配していたゼネラル・ミルズが急に増配をやめたので株価がいきなり下がった時期でした。
しかし私の財務分析、経営分析では、ゼネラル・ミルズはとても優秀な会社で、将来性がありました。だから果敢に買い進めたのです。安い時は1株30ドル台後半で買えました。
その後ゼネラル・ミルズはしばしば増配
その後ゼネラル・ミルズは業績がますます良くなり、増配することも増えました。
そしてここ数年は毎年のように増配しています。連続増配年数は短いですが、2年に一回でも10%近く増配するなら、毎年5%増配する銘柄と増配率はそれほど変わりません。
増配王より増配率は高いかも
ちなみに増配王と言われるジョンソン・エンド・ジョンソンの今年の増配率は5.3%、P&Gは3.0%でした。
ゼネラル・ミルズの株は現在1株75ドルもするので、なかなか買えませんが、安い時に十分買ったので満足しています。
残念だったのは新NISA対応
一つだけ残念だったのは新NISAへの対応です。
ゼネラル・ミルズは配当率が高かったので旧NISAの枠いっぱい買いました。売るつもりはありませんが、NISAは配当も無税になるからです。
2018年のNISA枠の上限120万円分はゼネラル・ミルズの購入に当てました。
昨年末、対応に迷って保留にした
去年の年末に2018年枠のNISAをどうするか迷いましたが、新NISAの内容がまだ分からず保留にしたのです。ロールオーバーもしませんでした。2024年から新NISAになることだけは決まっていたからです。
なんとなく旧NISAはすべて新NISAに自動的に引き継がれるだろうと予想していました。一回売って、すべて買い戻しても証券会社を儲けさせるだけで、なんのメリットもないからでです。
ところが、旧NISAは放っておくと特定口座に移行し、新NISAは新たに買った株にしか適用できないことを最近知りました。
増配しても課税が増えたので手取り配当は変わらず
2018年分のNISAはすべて特定口座に移行され、今年から配当にも課税されるようになりました。
だから、せっかくGISが増配しても、非課税株数が減ったので、手取りの配当額はそれほど変わらないのです。
今年はしっかり新NISA対応
ちなみに、今年で切れる2019年の旧NISA枠はすべてアッヴィです。今年こそ、年内に全て売って、来年の新NISA枠で買い戻します。
しかしこれも少し面倒なことがあります。
嬉しい話ではあるのですが、2019年に120万円分買ったアッヴィの株は2倍近くまで上がり、しかもドルも上がったので、現在の株価とドルレートで売ると300万円を超えるのです。
新NISAの年間上限は240万円
NISAだから売買益の税金はかかりません。しかし、来年から始まる新NISAで買える年間の上限は240万円なのです(成長投資枠)。
だから240万円分を超える株は特定口座で買うしかありません。来年の新NISA枠まで待てばその間の配当がもらえません。
放っておくよりはマシ
だまって放っておくよりは、取得価格を上げられるぶん(将来売る時に利益を圧縮する)メリットはありますから、面倒でも旧NISA枠をすべて売って、新NISA枠の上限までは新NISA枠で買い、残りは特定口座で買うしかないだろうと思っています。
(訂正)
旧NISA枠の中の市場価格240万円分は売って新NISA枠で買い戻し、旧NISAの残は放っておいても大丈夫。年度末の市場価格が自動的に取得価格となって特定口座に移管されるから。
皆さんはどうするかつもりですか?
新NISA対策はじっくり
新NISAの成長投資枠上限は年間240万円、生涯合計1200万円。
毎年上限まで使っても、合計1200万円を使い切るには5年かかります。
旧NISAからの移管、値動きの少ない特定口座株の売却と新NISAでの買い戻し、その他これからじっくり考えなければならないことがいっぱいありそうです。
これから新しく株を始める人は幸運
これから株を始める人は面倒がなくていいですね。年間240万円の上限さえ知っておけばいいのですから。
でも今まで旧NISAを使っていた人で、特に年寄りは、頭が混乱しているのではないでしょうか。
頭の回るうちに
私はまだ頭が回っているから、いろいろ考えたり損得分岐点を計算したり、表計算でシミュレーションすることもできます。
大きな制度改正が、私の頭が回るうちに起きてよかったです。
歳をとると複雑なことができなくなるので、今後はあまりコロコロと重要な制度を変えないでほしいです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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