かぶとたいぞうです。
私がいつもパタヤで髪を切っている床屋は、すごく上手で丁寧で、散髪代は150バーツです。
今はタイバーツが上がったので、150バーツは600円を少し超えますが、150バーツなら外食1食分程度なので、気軽です。1ヶ月に1回はその床屋に行っています。
日本では
日本に戻ると散髪代1350円の全国チェーンの床屋に行きますが、最近は1350円でも高く感じます。以前は1200円だったのに上がったのです。
でも考えてみれば、10年前は毎回5000円の床屋で髪を切っていたのです。
5000円の床屋
その店は普通は洗髪やひげ剃りを含めて3900円らしいのですが、私は特別なシャンプーを使っていたので毎回5000円でした。
当時はその床屋に頻繁に行ってました。シャンプーしてもらうだけでも気持ちがよく、気分転換になったからです。疲れているときは昼寝のつもりで行っていました。
サービス満点
その床屋は耳掃除も上手だし、棒カミソリで耳の中の毛まで剃ってくれるし、散髪後の肩のマッサージも念入りでした。だから1回5000円は高いとは思わなかったのです。
今は行くか。いや行きません。価値は十分承知しているし、たまには行きたいと思いますが、1回の散髪に5000円はかけられません。パタヤの散髪代の8倍以上です。8ヶ月分です。
変わった
私がケチになったのか、価値観が変わったのか。
10年前の私は、今に比べると収入が多かったです。だから1回5000円の散髪代も高くは感じなかったのでしょう。今は年金と配当収入しかありませんから支出を抑えて当然です。
でも10年前より今のほうがお金はあるのです。10年前は収入も多かったけれど収入と同じだけ支出があったので、お金は残りませんでした。
どっちがいいのでしょうか。
髪が伸びた
パタヤから戻ってはや2ヶ月。髪は伸び放題に伸びました。最近は暑い日が続くので、うっとおしく思ってました。
そういえば、パタヤで買ったひげ剃りが全然剃れないので、捨てようかと思ったのですが、鼻毛切りとヘヤーカッター(電気バリカン)の部品も付いていたので日本に持ち帰ったのです。
ヘヤーカッター
それを思い出してヘヤーカッターを初めて使ってみましたら、案外かんたんに髪が切れました。ガイドが付いているので、長さを決めたらそれ以上は切れないので失敗はありません。
後ろ髪は自分では切れない
でも自分では横しか切れません。私は耳の上というか、横の髪が広がって伸びるので、横髪だけでも短くなるとスッキリします。耳にまとわりつく髪の毛も無くなって爽やかです。
この調子で後髪もそのヘヤーカッターで切りたいのですが、後ろはどうやっても見えないので諦めています。
誰か友達が遊びに来たら頼んでみようと思います。
ケチ
ケチでしょう?
だけどこれくらいケチだからお金が残るし、そのぶんパタヤで使えるのです。
日本はタイに比べると人件費が高いから、サービス業が総じて高いです。特に人的サービスがめちゃ高いです。
サービスにお金を払えない
日本は少子高齢化で収入の少ない高齢者ばかりです。たいていは年金収入しかありません。床屋に1回5000円は払えないでしょう。あの床屋は今でもやっているのでしょうか。
若い人は物価は上がっても給料は上がらないので、生活がどんどん苦しくなる。やはりサービスにお金を払う余裕はないでしょう。
サービス業はインバウンドに頼るしかない
外国人観光客をうんと増やさない限り、サービス業は成り立たないのではないでしょうか。
中国のお金持ちなら1回5000円の床屋でも平気で行くような気がします。1時間5000円のマッサージも毎日利用するかもしれません。
すべてが変わった
変わったのは私の価値観だけではありません。日本の人口構成も産業構造も世界的立場も、すべてが変わったのです。変わらないと生きていけないのです。
日本では自分で髪を切る人が増えているような気がします。今はヘヤーカッターが売れているのではないでしょうか。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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