【米国株】今度は過度な景気後退懸念で、とうとう32,000ドル台まで下がったNYダウ

かぶとたいぞうです。

米国株はとてもセンチメンタルな値動きになりました。

ちょっと前までは経済指標が良かろうと悪かろうと、米国経済は上手にソフトランディングすると過信して、雰囲気でどんどん上がっていた米国株でしたが、流れが完全に逆転しました。



米国の景気後退を懸念して株価が下がる流れ

今は経済指標が良かろうと悪かろうと、米国の景気後退を懸念して株価が下がる流れです。

昨夜発表された12月製造業・サービス業PMI速報値は悪い内容でした。11月から想定外に悪化し、景気後退が懸念される内容でした。

ちょっと前なら

ちょっと前なら「景気が後退しないよう金融当局が金融引き締めの手を緩めるかもしれない」と勝手に憶測して株価が上がったのですが、FOMC後のパウエルFRB議長の厳しい発言以来、そうはなりません。

加えて昨夜は他のFRB、FOMC関係者もインタビューや講演で、政策金利を高水準で長期にわたり維持する姿勢を改めて強調し、浮かれ気分に水をさしました。



ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁も

例えば、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、「FRBは来年、予想以上に政策金利を引き上げる可能性がある」と発言しました。

サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁も、「政策金利がピークに達した後、約1年間その水準にとどまると考えることは合理的だ」と発言しました。

日本を除く欧米先進国の間では、高金利と量的金融引き締めの長期継続は既定路線か

一昨日のドラギECB総裁の発言も併せて勘案すると、日本を除く欧米先進国の間では、高金利と量的金融引き締めの長期継続は既定路線になったようです。

市場もそれに気づいて過度に警戒しているのだろうと思います。



昨夜の終値は

昨夜の米国株の終値の前日比は、NYダウで-0.85%、S&P500は-1.11%、ナスダックは-0.97%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.75%でした。

この2日間で私の持ち株もかなり下がりました。

NYダウの終値はとうとう33,000ドルを切って32,920ドルまで下がりました。

ちょっと下がり過ぎ

昨日も書きましたように、相場というものは必要以上に上がったり下がったりを繰り返すものですが、今回はちょっと下がり過ぎの感じがします。

これで来週早々に値を戻せばそれほど心配する必要はありません。しかし来週も大きく下がるようだと、底が抜けたのかもしれません。トレンドが大きく下がり基調に変わる節目を迎えたのかもしれないということです。



もちろん下がれば買うが

来週の値動きを慎重に見てみたいと思います。

もちろん株価が大きく下がれば、今までためておいた配当(米ドル)で思いっきり持ち株を買い足します。

ごきげんよう。


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