かぶとたいぞうです。
一昨日は回復上昇した米国株ですが、やはり0.75%の利上げは景気を冷やすと見たのか、昨夜は一転して大きく下がりました。
NYダウは-2.42%、S&P500は-3.25%、ナスダックは-4.02%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.14%でした。
NYダウは1年半ぶりに3万ドルを下回る
NYダウの終値は29,927.07ドルで、約1年半ぶりに3万ドルを下回りました。
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気になるのは5月の住宅着工件数
米国株が大きく下がった要因として報道ではいろいろ挙げられていますが、私は5月の住宅着工件数が下がったことが一番気になっています。
ご承知の通り住宅産業は関連する産業の裾野が広く、景気に与える影響が大きいのです。
下のグラフは米国の住宅着工件数の推移です。
米国住宅着工件数の推移
6月16日に発表された、米国の5月の住宅着工件数は154万9000戸でした。前月の改定値が181万戸でしたから、14.42%も減ったことになります。
住宅着工件数が下がり続けるようなら米国も景気後退入り
コロナショックの時ほどではありませんが、かなりの減少率です。
翌月に大きく改定されることもありますから、もう1、2ヶ月ようすを見なければ分かりません。でも減少傾向がこの調子で続くようなら、米国もいよいよリセッション(景気後退)入りするかもしれません。
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円/ドル相場の乱高下
それとドルがどういうわけか乱高下しています。
135円台まで行ったのに、131円台まで下がり、本投稿執筆時点ではまた134円台まで急上昇しました。まるでジェットコースターです。
報道は海外金利やリスク回避の円買いとか言っているが
報道はFOMCが1%まで利上げをすると見込んで135円まで上がったが、あてが外れて下がったとか、スイスと英国が利上げしたのでドルが対スイスフラン、対ポンドで下がったついでに対円でも下がったと言っていますが、私は違うと思います。
あるいは、世界的な景気後退懸念のリスク回避で円が買われたとする報道もありましたが、それも違うと思います。
円/ドル相場乱高下の真相
日銀が低金利政策を変更するかもしれないという思惑で円が上がったのではないかと私は思いました。
黒田総裁も連日内外から批判を浴びているので日和るのではないかという見方があったのだと思います。
ところが日銀は17日まで開いていた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和を維持すると決めたようです。
あてが外れて円安ドル高基調に戻った
詳細は今日の午後3:30から記者会見があるようですが、金融政策に大きな変更はなさそうです。
日本も金利が上がるかもしれないという思惑が外れて、また円安ドル高基調に戻ったのではないでしょうか。
しばらく様子を見る必要あり
株価も為替相場も懸念や思惑や不安で上下しているようなので、もうしばらく様子を見る必要がありそうです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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