かぶとたいぞうです。
一昨日は3%上がった米国株ですが、昨夜は逆に3%超下がりました。
やっぱり大きく上がったり下がったりを繰り返し、安定しない米国株です。
報道によると昨夜の米国株が大きく下がった理由は、さらなる利上げ懸念がくすぶっていたり、FRBが景気後退を回避しつつ、インフレ抑制に成功する「ソフトランディング」を疑問視するむきがあるからだそうです。
一昨日上がり過ぎたから大きく下がったのでは
しかし、私は一昨日上がりすぎたので昨日は戻っただけにしか思えません。何か新たな事件や発表があったわけでもないのに、市場の見方が1日で大きく変わるわけはありませんから。
株には常に上がる理由も下がる理由もあります。結果論で理由を述べるのは誰にでもできるのです。
気になるのはハイテク株、グロース株の値動きの激しさ
そういう意味で、理由なんて取って付けたようなものだから、どうでもいいのですが、気になるのはハイテク株、グロース株の値動きの激しさです。
昨夜は、ハイテク株、グロース株が多いナスダック市場の下落が一時5%を超えました。時価総額が世界最大のアップルは株価が一時6%も下がりました。
最近とことん下がっているアマゾンは、昨夜もさらに7.5%も下がり、グーグルも5%近く下がりました。
ハイテク株、グロース株の激しい乱高下は
値上がり目的で売買されるハイテク株、グロース株ですから、上がり下がりが激しいのは分かりますが、最近は値動きが激し過ぎるのです。配当目的のバリュー株に比べ、大きく上がって大きく下がります。
きっと株価の先行きを占う見立てが定まっておらず、強気派と弱気派が両極端に別れているのだと推察します。あるいは投機家の心理が揺れ動いているのでしょう。
バリュー株はそれほど激しく動いていない
それに比べるとバリュー株の値動きは、上がる時も下がる時もハイテク株やグロース株ほど大きくありません。
バリュー株は目的が売買ではなく、配当に重みを置いている投資家が多いので、頻繁に売ったり買ったりしないからです。
しかし、そのバリュー株にも変化が
しかし、そのバリュー株にも最近は少し変化が生まれてきているように感じます。
コロナ3年目にして業績の差が少しずつ出てきているのです。
コロナやインフレをものともせずに、売上も利益も伸ばしている会社の株はほとんど下がっていません。
逆にほんのちょっとでも業績が下がったり、ちょっとでも計画を下回ると、情け容赦なく売られて株価が下がっているようです。
優良バリュー株でさえ、厳しく選別され始めているのか
私の保有株ではファイザーやコルゲートなどがそうです。
私はバイ&ホールド型の超長期投資家ですから、多少の波は気にしません。株を売る気もありません。
しかし、一般の投資家の見立ては厳しく、優良バリュー株でさえ、選別され始めているのかもしれません。
あるいは中途半端なスタンスでバリュー株に手を出した「にわか長期投資家」が、おじけづいて逃げ出したのかもしれません。
真の長期投資家
私は最初から配当しか狙っていませんから、減配したり無配にならない限り、保有株を手放すことはしません。
また、配当はすべて再投資し、株価が下がり過ぎたら無理してでも買い足します。
真の長期投資家ですから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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