かぶとたいぞうです。
今週の米国株市場は全体的に低調でしたが、週末の昨夜はハイテク株、グロース株を中心に大いに下げて終了しました。
NYダウは一時1,000ドルを超す下落でしたが、最終的には前日比939ドル(3%)安の3万2977ドルで終えました。
ハイテク株が多いナスダックは4%下落しました。
アマゾンが14%も下落
主だったところでは、決算が不調だったアマゾンが14%も下がり、アップル(4%安)もマイクロソフト(4%安)もグーグル(3.7%安)下がりました。
私が持っているようなバリュー株は比較的下げ幅は小さかったのですが、アッヴィ(6%安)とコルゲート(5%安)が突出して下ったので、全体ではNYダウと同じ3%も下がりました。
アッヴィとコルゲートが下がった理由
アッヴィは売れ筋薬品のヒュミラが来年で特許切れになるのに、それを補う売上が期待した程ではなかったようです。
コルゲートはコロナによるサプライチェーンの混乱とそれによるコスト高の影響を受けて売上が計画値に達しなかったようです。
いずれも速報の英語ニュースによるものなので、詳細は後日改めて分析します。
アッヴィもコルゲートも、上がり過ぎたから下がった程度
ただ、アッヴィにしてもコルゲートにしても、今まで上がり過ぎた分が少し下がった程度です。
深刻な問題を抱えて株価の底が抜けたわけではありません。過度な期待が消えて、数ヶ月前の株価に戻っただけなのです。
アッヴィは最近上がりすぎていた
特にアッヴィは最近上がりすぎていました。平均80ドル台で買った私にしてみると、100ドル、120ドル、140ドルと上がっていったのは良かったのですが、一気に170ドルを突き抜けた時はさすがに上がり過ぎだと思っていました。
140ドル台半ばの現在の株価が適正なのかもしれません。
アッヴィもコルゲートも心配ない
また、アッヴィもコルゲートもアマゾンのように赤字転落したわけではありません。利益はしっかり出ていますから配当は継続して出るでしょう。
長期投資家は慌てる必要がありません。
でも昨夜は一瞬あせった
とはいえ、昨夜たまたま夜中に目がさめてリアルタイム株価を見た時は焦りました。私の持ち株ポートフォリオが前日比で2百万円も下がっていたからです。
ロシアが核ミサイルでも発射したのかなと思ったぐらいです。
よく見ると私が時価で一番持っているアッヴィがピークで10%も下がっていた時でした。その後落ち着きましたが一夜で2百万円も失ったと思うと、さすがに動揺します。
私もまだ修行が足りない
株は売らなければ損失は確定しないので、本当はいささかも動揺する必要がありません。それなのに、一瞬と言えども動揺してしまった私は、まだ真の長期投資家とは言えないのかもしれません。
修行が足りないようなので、ベンジャミン・グレアム氏の「賢明なる投資家」を読み直します。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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