かぶとたいぞうです。
歳をとっても働く人がいます。それはそれで結構なのですが、労働はいつかはできなくなります。
60歳になっても、まだ働けると思って、月収20万円の仕事を10年間続けたとしましょう。
10年間で稼げる金額
10年間で得られるお金は
20万円✕12ヶ月✕10年間=2,400万円です。
いっぽう、元手は要りますが、3,000万円のお金を株式に投資して、年間4%、120万円の配当を得ればどうなるか。月収は10万円にしかなりませんが、配当は未来永劫続きます。
90歳まで生きたとしたら
仮に90歳まで生きたとします。
労働の場合、60歳から70歳までの10年間で得た2,400万円を60歳から90歳までの30年間で使うことになります。1ヶ月に使えるお金は、
2,400万円÷30年間÷12ヶ月で6万6千666円です。7万円まで行きません。
いっぽう株式投資の場合は、死ぬまでずっと毎月10万円づつ入ります。まかり間違って100歳まで生きても毎月10万円づつ入るのです。
実際には毎月10万円以上の配当
いや、実際には米国の優良株なら毎年のように配当が増えます(増配)。最初は毎月10万円でも、死ぬ頃には2倍の20万円になっていてもおかしくありません。
もっと言うと、配当は死んだあとも相続人に引き継がれます。相続した人が株を売りさえしなければ、その人も一生配当を得ることができるのです。だから資産家は株を持っているのです。
税金と倒産リスク
今まで述べたことはいずれも税金を考慮に入れていません。しかし労働の対価にも税金はかかるので結果は同じようなものです。
また、株は投資先企業が倒産すれば紙くずになります。しかし、倒産しない会社を選んで何社かに分散投資すれば、リスクはかなり減らせます。
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貯金は減るが、株は減らない
貯金は少しずつ減ります。90歳になった時、貯金残高がわずかしか残っていなかったらどう思いますか。想像しただけでも恐ろしいです。
株は減りません。減らないどころか株価が上がって、資産評価額は2倍の6,000万円にも1億円にもなっている可能性のほうが高いです。株を売ってしまえば配当が入らなくなるので売りませんが、気分はいいでしょう。少しだけ売って贅沢をしたり、寄付などで世の中に貢献することもできます。
労働がだめだとは言わない
労働がだめだとは言いません。仕事が好きで、仕事を通じて世の中に貢献している人もたくさんいます。
仕事をしているからこそ、人とのコミュニケーションもあり、生きがいや楽しみもあるという人もいます。
仕事をやめたらすることがなくなって困るという人もいるでしょう。
でも、お金のためだけに働いているのなら
しかし、もしお金のためだけで仕事を続けているのでしたら、株式長期投資をおすすめします。
今から株の勉強を始めるのも大変でしょうが、月収20万円の仕事を続けるほうがもっと大変だと思います。
たとえ100万円でも
元手がない人は仕方ありませんが、たとえ100万円でも200万円でも持っているなら、少しずつ増やしていけばいいと思います。仕事を続けながら投資額を増やしていくのが現実的でしょう。
得た配当を使わないで再投資すれば、元手の増えかたがぐっと上がります。投資額が300万円になれば、前述の3,000万円の1割、つまり毎月1万円の配当になります。
毎月1万円の配当でもバカにできない
老後生活には1万円だってありがたいのです。
毎月の1万円は30年間で360万円にもなります。実際は、増配と配当再投資分を含めるともっと大きな金額になります。
若い人も
今日の投稿は高齢者向けですが、この記事を読んだ若い人も「明日は我が身」と思ってください。あっという間に歳をとります。
株式長期投資は開始が早ければ早いほど有利です。歳をとってから「元手がない」という年寄りにならないよう、今から稼いだお金を貯金するか、早々と投資を始めてください。
ソッコウで儲かる投資はソッコウで破産する
コツは、ソッコウで儲かる投資先を避けることです。ソッコウで儲かる投資はソッコウで破産する可能性もあります。
若い人は時間があるのだから時間を味方にしなければなりません。
配当率が低くても、地味で絶対に潰れないような会社を選んでください。私のポートフォリオを参考にしてください。10年も経てば投資配当率(YOC)はぐっと上がるはずです。
健闘を祈ります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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