かぶとたいぞうです。
下がる下がると言われ続けた米国株ですが、下がるどころか盛り返してきています。
そしてとうとう昨夜のNYダウはまた史上最高値を一時更新しました。
下のグラフは、ここ1ヶ月のNYダウの値動きです。
直近1ヶ月のNYダウの値動き
NYダウ一時35,765.02ドル
ご覧の通り、NYダウはここ1ヶ月間上がり傾向です。そして昨夜は一時的に35,765.02ドルの値をつけ、史上最高値を更新しました。
新聞各紙それぞれ適当な理由をつけて上がった原因を分析していますが、上がった理由は1つではないと思います。世の中は複雑なのです。
迷いながら上がってゆく米国株
昨夜の値動きだって単純に上がる一方ではありませんでした。上がったり下がったり、まるで迷いながら上下を繰り返し、終値ではようやく少し上がったところで引けたという感じです。
市場も投資家も迷っているのです。
ただ、今のところ米国株に代わる良い投資先が見あたりません。だから米国株を買い続けているのだと思います。私もそうです。
パウエル議長の発言は市場を照らす光明
昨夜の米国株上昇の直接の原因かどうか分かりませんが、パウエルFRB議長の昨日(10月22日日)の発言は、市場を照らす一つの明かりになったはずです。
曰く、「FRBはテーパリング(量的緩和の縮小)を近く開始すべきだが、雇用が過度な低水準にどとまっており、また、来年にはインフレ圧力が弱まる可能性があるため、まだ利上げすべきではない」
世間はインフレを強く警戒しているが
世間はインフレを強く警戒しています。パウエル議長も初めのうちは「インフレは限定的だ、短期だ」と言っていましたが、最近では「長期化するかもしれない」と認めております。
米国ではインフレ懸念は既に共通認識となっているようです。
しかし金利を上げれば米国経済は総崩れする可能性も
ただ、だからといってここで利上げに踏切れば、せっかく回復してきた米国経済が一気に総崩れしてしまうかもしれません。
それでインフレ懸念を覚悟の上で、利上げをできるだけ先送りしようとしているのだと思います。多少インフレが発生しても、不景気よりはマシだと考えているのでしょう。
そうなると、米国は当面しばらくは利上げしないかもしれません。
もしかしたら一時的にドルが下がるかも
パウエル議長のこの発言を受けて、ドルが一時的に下がるかもしれません。現在のドル高円安基調が一時的にでも逆転するようなことがあれば、その時こそドル買いの最後のチャンスかもしれません。
私はそのワンチャンスにかけています。
米国株を買うにはドルが必要だから
ただし、ドルが安くなるのはほんの一瞬かもしれませんので、112円ぐらいから買い始めたほうが無難かもしれません。
もちろんドルがもっと下がればさらに買い足します。米国株を買うにはドルが必要ですから。
+++
やっぱり強い米国株
米国株はやっぱり強いです。なんだかんだと言われながら、結局は上がっています。
もしかしたら米国株はこのままずっとずっと上がり続けるのかもしれません。
そんな気もします。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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