かぶとたいぞうです。
一般的にクリスマス・キャロルというと、クリスマスに歌われる歌のことですが、ここで言う「クリスマス・キャロル」とは1843年に出版された、チャールズ・ディケンズによる小説のことです。
絵本やアニメ、映画にもなっていますから、そちらのほうを見た人もいるでしょう。
「クリスマス・キャロル」のストーリー
ストーリーの大筋はこうです。
金儲けばかり考えていてケチな事業家スクルージはクリスマス・イヴに夢を見ます(超常的な体験をします)。
過去・現在・未来の旅をするのです。その結果人生の何たるかを知ったスクルージはクリスマスの朝目覚めて人が変わり、人に施しをするようになるのです。
小さい頃TVアニメで「クリスマス・キャロル」を見て決意したこと
クリスマスの時期になるとよくテレビマンガや映画で目にします。私も始めて見たのは朝の子供向けテレビ番組で放映された短いアニメでした。
私は小さい時「クリスマス・キャロル」を見て、「自分も大人になったら改心した後のスクルージのように人に施す人になりたい」と思いました。
大人になった今、自分はどうしているか
さて、私は大人になりました。今の自分は果たして人に施せるような人間になっているのか。
まったくなっていません。
子供の頃「クリスマス・キャロル」を見て思ったあの純真さを失っています。
人に施せない大人になってしまった
人生経験を積んだ結果、
「自分の財産を人にうばわれたくない」
「人を信用してはならない」
「苦労して得た金だ、人に渡してたまるか」
「貧しい人は自業自得だ、自己責任だ」
と思うようになってしまったのです。
若い頃のほうがまだマシでした。人によく振る舞いました。歳をとればとるほどケチになってきました。
改心する前のスクルージになってしまった
改心する前の守銭奴のスクルージとまったく同じです。
世の中には今、コロナで苦しんでいる人がたくさんいます。年を越せない人もいるでしょう。死のうと思っている人もいるかもしれません。
自分が持っているお金をすべて人に施そうとは思いません。私にもそれほど余裕はないのです。しかしほんの少し分けてあげても身上をつぶすわけではありません。
でも私は行動できません。
施しを止めようとするもう一人の自分
心の中でもう一人の自分がささやくのです。
「油断したら明日は我が身が潰れるぞ」
「人に一度施したら、次々と他の人からも求められるぞ」
「一回施したらもっともっととねだられるぞ」
「クリスマス・キャロルは寄付を集めたいキリスト教会の宣伝だ、のせられるな」
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やっぱり私はケチな人間です。
もう一回「クリスマス・キャロル」を見たい
読者の皆さんだったらスパッと人に施したり寄付をしたりできるでしょう。それに比べて私はだめです。小さな人間です。自分でもなさけないです。
今日はクリスマスイヴです。yutubeかなんかで探して、もう一回「クリスマス・キャロル」を見てみます。
私もスクルージのような啓示を受けて、いい人になれるのでしょうか。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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