かぶとたいぞうです。
寒くなったのでふぐを食べに行きました。私は節制生活をしておりますが、一点豪華主義。この時期のふぐだけは毎年奮発します。
ひれ酒にトラふぐのてっさ、ぶつ切りなど、刺し身だけでお腹いっぱいになりました。私の1ヶ月分の食費より高く付きましたがそれでいいのです。生活にメリハリをつけますので節制意識が崩れることはありません。
さて、今日は贅沢自慢をしたいわけではありません。
ふぐ屋のマッチ
ふぐ屋のテーブルにマッチの小箱が置いてあったので持ち帰ったのです。ふぐひれ酒に火を付けるためのマッチです。
ふぐひれは充分炙ってありますから、単なる雰囲気というか火遊びのためなのです。それをしょうちで私もふぐひれ酒を飲むときは最初の一杯だけ雰囲気を味わうため火をつけます。そのためのマッチです。
マッチ箱をお土産に頂いた
白い地にふぐの絵が描いてあるマッチ箱はこの店に来るたびにいつも見るものですが、今回はなんとなく欲しくなって自分への土産に持ち帰りました。
帰りにタクシーの中で歯に挟まったものが気になり、どうしても爪楊枝が欲しくなりました。そのとき、ふと昔の人がマッチ棒をへし折って爪楊枝代わりに使っていたことを思い出しました。
昔、マッチ棒は爪楊枝代わり
私が小さい頃、亡き父が食後に大箱からマッチを取り出し、先端の火薬の部分を折りとって口に咥えていた光景がまざまざと浮かんできました。
火薬の部分を取らずに反対側をかんで爪楊枝にする人もいました。そんなことを懐かしく思い出したのです。
さっそくマッチ棒で爪楊枝を作ってみた
酔った勢いもあって、さっきのマッチ箱をとりだし爪楊枝を作ってみたくなりました。先端の火薬の部分を上手に斜めにへし折って歯に刺してみました。
歯にひっかかっていたものはすぐに取れましたが、なんとなく懐しい味がするので少しそのままマッチ棒を口に咥えていました。
マッチ棒の味は懐かしい味
久しぶりにかんだマッチ棒はとても懐かしい味でした。木の味がします。子供のころ、私も父の真似をしてよくマッチ棒を咥えたのです。
母は私がマッチ棒を咥えるのが嫌だったらしく「使うなら爪楊枝を使いなさい」とよくしかられました。
マッチ棒はカッコいい
それでも私はマッチ棒のほうがなんとなく大人の感じがしてカッコ良くて口に咥えていました。
西部劇に出てくるクリント・イーストウッドをイメージしていました。
歳をとるとへんなときにへんなことを思い出すものです。
薪ストーブの匂いまで
マッチ棒の味と一緒に、子供の頃住んでいた家の間取りや食卓テーブル、台所まで思い出しました。
その当時使っていた薪ストーブの匂いまで蘇りました。私は薪ストーブに火をつけるのが好きでした。
帰宅のタクシーの中で、私はマッチ棒をいつまでも咥えていました。
気分の良い夜でした。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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