新天皇陛下即位 タイ、パタヤでの反応

かぶとたいぞうです。

今日から新天皇陛下が即位し、元号が「平成」から「令和」に改まりました。

この記念すべき日を私はタイのパタヤで送っておりますが、こちらタイでも新天皇陛下即位の話題は豊富です。

昨日もいつもの庶民食堂で、新天皇陛下に関していろいろ聞かれました。





タイ人は王様を心から尊敬している

タイの国民は王様を心から尊敬し畏怖しています。多くの食堂やホテル、スーパーマーケットなどに王様の肖像画が掲げられています。バービアにも王様の写真が張ってあるところがあります。それだけ庶民に好かれており、信仰の対象にもなっています。

タイは王国なのです。

タイ人は天皇陛下も尊敬している

日本は王国ではありませんが、かつて皇国であったこと、象徴として天皇制を残したこと、タイの王室と日本の皇室に友好関係があること、などの理由で、タイ人の中には日本の皇室に親近感と尊敬の念を持つ人がけっこういます。

タイ人は、自分たちが王様を心から尊敬しているのだから、日本人も天皇陛下を心から尊敬しているに決まっている、相手が心から尊敬している人なのだから自分も尊敬する(のが礼儀だ)、と考えているのかも知れません。

いずれにしてもタイでは天皇陛下を悪く言う人はいません。やはり尊敬と畏怖の念をもっています。



アニーの質問

昨日私に新天皇陛下について質問をしたアニー(ソンブンのガールフレンド)もそうです。

アニーは最初、「明日からレイワが始まる」と言ったので、よくそんなことを知っているなぁと感心しました。きっとテレビで見たのでしょう。そして、アニーは「コングラッチュレーション(おめでとう)」と言うのです。

きっとタイではめでたい事として報道されているのでしょう。私は無難に「サンキュー」と答えました。

アニーは続けて「日本の新しい王様はどんな人?いい人?」と聞いてきたので、私は「とてもいい人、平和主義者の人、みんなに尊敬されている人」と答えました。

アニーは目を輝かせて「それはいい、それはいい」と聞いていました。

私は新天皇陛下のお言葉を以前聞いたことはほとんどありません。しかし、お父様である先の天皇陛下の東南アジアへの追悼慰問旅行と平和外交、また、福島原発爆発後の付近へのいち早い慰問などの報道を見て心から尊敬しておりました。また、各行事でのお言葉もたいへん感慨深く拝聴しておりました。だから、きっと新天皇陛下も立派な人だろうと思っておりました。

事実、今朝になって新天皇陛下のお言葉をニュースで見ましたが、思った通りお父様の意思を継いで平和活動をお続けになるようでとても嬉しく思いました。

アニーは敬虔な仏教徒です。胸の前で両手を合わせるのが癖で、ちょっとしたことでも、手を合わせてお礼をいいます。

タイ人が王様のことを悪く言わない理由

タイでは王様のことを悪く言う人はいません。現在の王様は即位する前は悪い噂もありましたが、現在では誰も悪く言いません。

タイでは王様を悪く言うと「不敬罪」が適用され逮捕されます。だから王様を悪く言えないという人がいますが、私はそうは思いません。

自分の国の王様なので悪い人であるわけがない、という気持ちが強いのだと思います。現に今の王様の肖像画もいろいろなところに掲げられており、朝夕拝む人がたくさんいます。多くの人に尊敬されております。みんな王様を信じているのです。



タイは王国

いまの日本人には信じられないと思いますが、タイは王国なのです。ずっと前から、そして今も数少ない君主制国家なのです。

日本で言うと、天皇陛下が国家元首であった大日本帝国がそのまま平和な時代に残っているようなものです。

日本は戦争に負け、戦後はものの考え方も180度変わったので、どのようなたとえをしても現在のタイ人の気持ちは分からないと思います。

運命を分けた第二次世界大戦

実はタイ王国も第2次世界大戦では、日本、ドイツ、イタリアなどと並んで「枢軸国」側に付いたのです。ヨーロッパの帝国列強がアジアの国を次々に植民地化することに対抗して日本と手を組んだのです。

しかし、タイ王国は米国とだけは友好関係を結び、重要な軍港を米国に使わせていました。そのおかげで第2次大戦終結後は、枢軸国であったにもかかわらず敗戦国とはならず、日本とは対照的に王制を残すことができたのです。

当時米国に使わせていたというその重要な軍港こそが、奇しくも、いま私がいるパタヤ(及びその南のサッタヒッブ岬)なのです。以来、パタヤは米国が使う軍港となり、ベトナム戦争の時も軍艦はパタヤから出ました。パタヤの歓楽街やストリップ小屋(ゴーゴーバー)、バービアなどはその時の米軍保養施設の名残なのです。

話が長くなりましたが、タイは今でも王国であり、王様が尊敬されていること、タイ人は日本の王様(天皇陛下)にも関心があり、尊敬している人が多いこと、王室、皇室の運命を分けた第二次対戦中の軍港が奇しくもここパタヤであること、などを思いながら「命和」の初日を過ごしております。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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