かぶとたいぞうです。
タイにはもともとチップの習慣がありません。しかしパタヤにはファラン(ヨーロッパ人)が多いため、チップの習慣が根付いています。
そもそもチップとは
チップはもともとマスター(主人)がスレーヴ(奴隷)に渡す小遣いの色合いがあるため、身分制度を嫌う私は絶対にチップは渡しません。しかし、何かしてくれたら「お礼」を渡すことはあります。
なにか特別なことをしてくれたらレストランにもバイクタクシーにも料金とは別にお礼を渡します。「気は心」です。
私が渡すのはチップではなくお礼
「チップをありがとう」と言われたら、「それはチップではありません。お礼です」と言って必ず「サンキュー」と添えます。日本人である私のこだわりです。
タイのファランも必ずチップを渡すわけではありません。黙って見ていると渡すのはサービスが気に入った時だけです。日本人の中で必ずチップを渡さなければならないと思っている人がいますが、それは間違いです。
米国人も必ずチップを渡すわけではない
以前米国に住んでいたことがありますが、米国人もチップを渡す時と渡さない時があります。米国人はサービスが気に入らなかったら絶対にチップを渡しません。いっぽう日本人は必ずチップを渡すようにマナー、常識として教育されています。
中国人は勝手にチップを取る
以前、ニューヨークのチャイナタウンで食事をした時に、会計伝表に勝手に15%のチップが加算されていて憤慨したことがあります。チップは本人の自発的行為であって義務ではありません。
日本でも勝手にチップが取られる!?
さて、タイから日本に帰り2日が経ちました。隔離中なのであまり外へは出ませんが、気になったことがあります。
それは日本ではすべての会計に強制的にチップが加算されることです。
ホテルの宿泊費にも、レストランでの食事にも、あろうことかコンビニやスーパーでの買い物にも強制的に10%のチップが加算されます。
しかもそのチップがホテルの係員やレストランのウェイター、コンビニやスーパーの店員に渡るのではありません。彼らは私から徴収したチップを預かるだけで、そのまま政府に渡されるのです。
びどい国です。
公務員は奴隷なのか
「公務員は国民の下僕である」とは言いますが、政府関係者は自分が奴隷だと思っているのでしょうか。
タイにも消費税はありますが、そんなのは価格の中に含まれていますから表示価格以上のお金は要求されません。
税抜き価格表示の姑息さ
日本は消費税2段階アップ時の特別対応として「当面の間は税抜き表示を特例として認める」措置を未だに悪用して、人を騙すような価格表示を続けているのです。
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これではチャイナタウンのチップ上乗せと同じです。
私は日本政府にチップを渡す意志はありません。それほど特別なサービスは受けていませんから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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