かぶとたいぞうです。
私は今、東京で自主隔離をしています。タイから帰国した私は厚生労働省の要請で2週間のコロナ隔離を強いられているのです。
コロナ隔離、暇ほど恐ろしいものはない
することがなくて暇です。不要不急の外出を禁じられているのでホテルの部屋でじっとしているしかありません。
人間は暇になるといろいろな事を考えますが、時には考えなくても良いような事も考えて精神状態を悪くさせます。
誰かが言っていました。人間にとって暇ほど悪いものはない。暇ほど恐ろしいものはない。暇は人間を鬱(うつ)にすると。
暇だから鬱になり、暇だから毒親になる
確かに忙しく動き回っている人に鬱の人はいません。鬱になる人はたいてい暇人です。
定年退職を過ぎても働き続ける人が多いのは、暇になって鬱になるのが怖いからかもしれません。
いま話題になっている社会現象の一つに「毒親」の増加があります。毒親とは子供に毒を与える親のことです。
今の世の中は毒親が増えている
子供に干渉しすぎて子供の自立を阻害する親、子供のすることの足を引っ張る親が毒親の典型ですが、子供に自分への関心を向けさせたり厄介をかける親もまた毒親です。
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要は子供の自由を奪い、子供の関心を自分に向けさせ、子供にいらぬ苦労をかけさせ、子供の幸せより自分の幸せを優先させようとする親はすべて毒親です。
毒親になるのは母親が多い
母親が毒親になるケースが多いと言われています。きっと母親のほうが暇人が多いからなのでしょう。暇なので子供に過干渉になったり、相手にされないと「さびしい」と感じたり、子供に見放されたと感じてムキになるのではないでしょうか。
若い頃は仕事をしたりいろいろな活動をして子供以外のことに関心を寄せていたのに、齢をとってすることがなくなると急に毒親になる人もいます。
自分も知らず知らずのうちに毒親になっていないか、自分の親は毒親ではないかをチェックすることは大事です。
毒親かどうか、診断チェックリスト
子供の部活や遊びなどに対し、助言と称して必要以上の口出しをする親はすべて毒親と見ていいでしょう。
子供の将来の夢や進路を強制する親はすべて毒親と見て間違いありません。
子どもの交際相手に口出しするのもすべて毒親です。
子供の就職先、仕事に口出しするのもすべて毒親です。
子供の子供(孫)の教育やしつけに口出しするのも毒親です。
その他、齢をとってから次のような事を言う親も毒親です。
齢をとってから毒親になる人の決まり文句
「自分の面倒を見てくれ」
「金を貸してくれ」
「子供が親の世話をするのは当たり前だ」
「自分がこんなに大変なのに助けてくれないのか」
「誰のおかげでここまで育ったんだ」
「腹を痛めて生んだ」
「お前を育てるのに大変な苦労をした」
「お前なんか産まなきゃ良かった」
「最近まったく顔を見せないじゃないか」
また、口で言わなくてもそのような素振りを見せる、面倒を見てもらおうと大袈裟に痛がる、苦しそうに、あるいは大変そうに振る舞うのもすべて毒親のすることです。
自分のところに孫を連れて頻繁に顔を見せないと腹を立てるのも毒親です。
まともな親なら子供を第一に考える
よく考えてみて下さい。
子供想いの普通の当たり前の親なら、子供の喜びや自由を奪わないはずです。
子供には子供のやりたい事、関心がある事を理解し、陰ながら応援するはずです。
子供は年寄り(自分)と過ごすより同年代の友達や恋人、配偶者と一緒にいるほうがよっぽど楽しいに決まっていると理解しているはずです。自分も若い時はそうだったのですから。
子供が幸せならそれが自分の幸せだと思うはずです。
子供には自分の存在が足手まといになったりマイナスにならないよう気をつけるはずです。
自分の事は子供にはなるべく心配をかけまいとするはずです。
自分が病気や怪我をして、痛くても苦しくても、そのような姿や状態を子供にはなるべく見せたくはないはずです。
子供がしばらく顔を見せないのは、忙しく働いたり大事なことをしているからだと理解しているはずです。
なぜなら、子供が成長して幸せになってくれることが親である自分の最大の喜びだからです。
子供には親のことより自分自身の人生を一生懸命に生きて欲しいと常に願っているからです。
そのような親なら逆に子供のほうが時折心配して様子を見に来るのです。
今の時代は毒親が多すぎる
今の時代は毒親が多すぎます。毒親が年老いて子供に過度の負担をかけ、子供を殺すのです。
自分が毒親だと気づいたかたは、直ちにおやめください。子供が泣いています。
毒親のために苦しんでいる人は、毒親にかまうのを直ちにおやめください。毒親のために死んではなりません。毒親はいつかは死にますが自分はこれからも生きていかなければならないのです。
毒親の解決方法は実は簡単
毒親問題を子供が解決する方法はひとつしかありません。毒親を無視し続けることです。毒親はかまうからさらに毒親になるのです。
毒親は暇なのです。暇だから死ぬほど辛いのです。辛いから子供にかまってほしいのです。子供なら遠慮はいらないからです。
毒親をかまうのは親孝行ではない
子供が「親孝行」だと勘違いして毒親をかまうから、毒親はもっともっととエスカレートするのです。特に毒親が母親で子供が娘の場合は最悪です。娘が最後に自殺するまで相互依存関係が続くケースがあります。
本当は毒親も自分で別なことに関心を持ったり、孤独に耐える訓練をして自立しなければならないのです。
毒親の面倒をみている子供は自分の人生を犠牲にして親孝行していると思っています。しかし実は親があの世に独り立ちする準備の邪魔をしているだけなのです。往生の邪魔をしているだけなのです。
毒親は無視すれば改心し、正気に戻り、そして仏になる
そう思って強い心を持って毒親を無視してください。そうすれば毒親は正気に戻り往生します。
そして仏になってあの世からあなたの幸せを喜ぶのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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