かぶとたいぞうです。
昨夜は久しぶりに米国株が大きく下がりました。
昨夜大きく値を下げた米国株
終値はダウで-2.37%、ナスダックで-3%でした。
下は昨夜のダウ平均のグラフです。市場が開いた直後は上がっていました。それがしばらくして急に下がり出したのです。
株価が急落し始めた時にちょうどスマホでリアルタイム株価を見ていた私は、「何かあったな」と思っていろいろなニュースを探しました。
FRBのパウエル議長の利下げ発言
ネット上で最初に飛び込んできたのは、FRBのパウエル議長が9月にまた金利を下げる旨発言をしたというニュースでした。
でも金利を下げるならむしろ株高要因です。金利が下がるのに株が急落するはずはありません。何か変です。
また前回のように市場が期待しているほどの下げ率ではないとか、パウエル議長がまた出し惜しみのような発言をしたのかなと思いましたが、そのようなニュースはありませんでした。
米中貿易戦争の泥沼化とトランプ発言
さらに調べると、トランプ大統領のツイッターの話題が出てきました。中国と米国の貿易戦争で、中国が報復課税してきたことに腹を立てたトランプ米大統領が、更なる追加課税について言及したようでした。また、トランプ大統領は米国企業に対し、中国市場から手を引くよう求めたともありました。
時系列的に考えると、市場が開いた後FRBパウエル議長の利下げ発言で株価はいったんは上がっていったようです。その後、トランプ発言で株価が急落していったようです。
トランプ発言を受けて米中貿易戦争の泥沼化、長期化を懸念した人たちが大量に株を売ったのだと思います。そういう人は今後のリセッション(景気後退)入りや株の大暴落を予見して、金(ゴールド)や現金にシフトしているのだと思います。
このまま株価暴落に突入するのか
面白くなってきました。私はいま株を買い足したいと思っている時なので、このままの流れでもっともっと株価が下がることを期待しています。でもこういう時ってどういうわけかいつも金曜日なのです。今日も明日も市場は休みです。
来週の月曜日もこの流れで下がってくれればいいのですが、週末を挟んで何か別の事件や要因が発生すると流れが大きく変わってしまいます。
昨夜の米国株の急落は、米国経済のリセッション(景気後退)/株価暴落の始まりを意味するのか、それとも今までのように単なる一時的な下がりですぐにまた回復していくのか。
来週の米国株式市場がすごく気になります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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