かぶとたいぞうです。
今朝午前7時ごろ、外国為替市場では急激な円高ドル安が発生しました。
アップルの業績予想下方修正と安全資産への逃避
原因はよく分かりません。一部報道では、米国時間の2日夕方、アップルの業績予測が中国での販売不振を理由に下方修正されたことが引き金になったようです。それで世界経済のゆくえを案じる投資家が安全資産と言われる円に逃避したらしいのです。
しかし、それらはいつものように後付けの理由であって、真の理由はもっと複雑なところにあるような気がします。
昨夜の米国株式市場の初売りに顕著な動き無し
私は昨夜、2019年の最初に開かれた米国株式市場に注目していました。
低い価格から始まったダウ平均の値動きは徐々に上がっていきましたが、終盤で下がり、結局は昨年の終値から0.08%の微増で終わりました。
昨夜の米国株式市場の値動きにはそれほど顕著なものはありませんでした。事件は米国株式市場が終わってから起きたようです。
前述のアップルの発表があった直後、日本時間の今朝7時くらいに急激な円高ドル安が起きたのです。
2019年1月3日朝のドル/円為替相場グラフ、瞬間的に104.96円
ほんとうに瞬間的な動きです。正月期間の薄商いの中、106円台まで下がったドルは、一瞬104.96円まで下がりました。グラフは目盛りを切っています。2018年3月にも一瞬105円を切ったことがありましたが、その時以来です。
私は急激な円高に備えて、上記スクリーンショットにある住信SBIネット銀行の外国為替アプリにて、109円と108円で指値の買い注文を入れておきました。注文を入れた時はまだ109円台半ばでした。
朝起きると、両方とも注文が成立していました。しかし、まさか一気に104円台まで下がるとは思っていませんでしたので、108円未満の指値注文は入れていなかったのです。
2019年の世界経済は大きく動いている
こんなことなら、105円で大量の注文を入れておけばよかったと後悔しました。薄商いの時はここまで急激に下がることがあるのですね。備えは大事です。
気を取り直して、あらためて105円と104円でドル買い注文を入れておきました。また下がればうれしいのですが。
日本が正月気分で市場を休んでいる間に、世界経済は大きく動いているようです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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