かぶとたいぞうです。
米国がくしゃみをすれば、日本は風邪をひく
昔から「米国がくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」と言われていますが、双方の株価の関係もまさにそんな感じです。
米国株が大いに上がれば、翌日の日本株はほんの少し上がります。米国株がほんの少し下がれば、翌日の日本株はがっつり下がります。
米国株が下がったのに、翌日の日本株が上がった、などということは滅多にありません。
米国株の上がり以上に翌日の日本株が上がることも滅多にありません。
米国株が上がったにも関わらず、翌日の日本株が下がることはよくあります。
米国が不景気になれば、日本は必ず不景気になりますが、日本が不景気になったからといって、その影響で米国が不景気になることはないのです。
つまり、日本の景気は米国の景気に大いに影響を受けますが、米国の景気は日本の景気とは無関係なのです。
日本はリセッション入りした!?
日本の景気は悪化(リセッション入り)した模様です。
内閣府が6月7日に発表した4月の景気動向指数でも、景気の基調判断は前回に続いて2回連続「悪化」になっております。これでほぼ「悪化」確定です。
日本の株価は今後大いに下がることが予想されています。
いっぽう、米国の株価はどうかと言うと、上がるのか下がるのかいまだに分かりません。まだ米国の景気は「悪化」確定ではないのです。
私は米国株をもっと買う予定なので、もっと下がって欲しいのです。しかし、米国の景気はなかなか底堅く、米国株がただちに下がるような気はしません。
日本の株価は下がっても下がらなくてもいいですが、きっと下がっていくのだと思います。いっぽう、下がって欲しい米国株はなかなか下がりません。世の中、思うようにはいかないものです。
また、私は米国株を買うためにドルが必要です。だから、外国為替相場は円高ドル安になってほしいと思っています。しかし、米国が金利を下げてドル安になれば、日銀は対抗してさらに日本の金利を下げると言っているようです。余計なことをしなくても良いのに、と思います。
「異次元金融緩和」を何年やっても、ぜんぜん景気は良くなってないのですから、日銀はもう金利を下げる必要はないと思います。円安に誘導するだけのために金利を下げているとしか思えません。
今にその点を米国に指摘されて、新たな日米貿易摩擦の火種になるのではないでしょうか。
米国の景気はまだ分からない
世界景気の悪化に先行して、日本の景気が悪くなっています。その後、米国の景気も悪くなってくれれば、米国株の絶好の買い場が訪れるのですが。
案外、世界景気の悪化を尻目に、米国だけが好景気を続ける可能性もあります。景気の予測は難しいのです。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【円安】トランプ米新大統領率いる共和党が上下両院も支配しドル高が加速。1時156円台に -
【米国株・ドル】トランプ大統領の再選・復活で米国株、ドル/円ともに上がる -
【ジリジリと円安152円】やっぱり思った通り円はまた下がってきたじゃないか -
【米国株、NISA】旧NISAで今年が期限のギリアドとPMをさっそく売りに出した -
【新旧NISA】旧NISA期限切れの落とし穴。売らずに放置すると損をすることもある
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報