Windowsパソコンがいきなり落ちる:Kernel-Power41現象(カーネル41病)に唯一有効だった方法

かぶとたいぞうです。

主にWindows7を使っている人を悩ませるKernel-Power41現象というものがあります。Windowsパソコンの厄介な障害で、カーネル41病(KP41病)と呼ぶ人もいます。



現象としては、主にゲームや動画系、あるいはWEB上のイメージデータを操作している時に、いきなりパソコンが落ちるのです。そして勝手に再起動されます。

設定によってはブルースクリーン状態になって、うんともそんとも言わなくなります。パソコンのリセットボタンを押して再起動するしかありません。

パソコンに高度なグラフィックボード(ビデオカード)を付けてゲームやビデオ編集などをしているようなヘビーユーザーにこの現象が現れやすいです。

CPU

普通のパソコンで普通に事務処理をしているようなユーザーは体験したことがないかも知れません。



Kernel-Power41はWindowsのバグ

原因は特定されていません。簡単に言うとWindowsのバグなのですが、マイクロソフトはこのバグを放置したまま次々とWindowsの新規バージョンを出します。マイクロソフトのこの不真面目な態度に古くからのWindowsユーザーは呆れており、これが最近のWindows離れの一因にもなっています。

「Kernel-Power41現象」「カーネル41病」「KP41病」などのキーワードでググッてみてください。どれだけ多くの人がこの現象に悩まされているのかが分かるはずです。

いろいろな人がいろいろな「解決方法」、「改善方法」をネット上に報告していますが、どれも根本的な解決にはなりません。Windowsの致命的なバグなので治らないのです。

何らかの原因でWindowsがいきなり落ちるのです。

私もかつてはSEをしていましたが、いくらなんでも、いきなり落ちるOSは最低です。どんな原因があってもOSはいきなり落ちてはならないのです。

いろいろ試したがKP41病は治らなかった

以前私は時間のある時にネット上で提供されている、いろいろな人の「解決方法」を順次試してみました。すなわち

  • 電源関係、省電力関係の設定を変える
  • 周辺機器を全てはずす
  • Windows、デバイスドライバーなどのアップデイト
  • パソコンの電源を変える
  • バイオスの設定を変える
  • メモリの抜き差し
  • パソコン本体の冷却

その他、体験者のブログなどに書いていた方法を全て試してみました。

そうとうな時間がかかりましたが、結果として、どの方法も解決には至りませんでした。

しばらくの間は現象が起きず、「治ったかな」と思うのですが、また何かのひょうしに何の前触れもなくパソコンは落ちます。



今後はWindowsを使わないようにする

私はもう諦めました。マイクロソフトのバグのせいで私の貴重な時間を無駄に費やすのはもうゴリゴリです。今後はもうWindowsを使わないようにするのが一番良いように思います。

今までパソコンでやっていた事のほとんどをスマホでやるようにしています。スマホのOSであるAndroid(アンドロイド)はいきなり落ちることはありません。Windowsよりよっぽど安定しています。ブログもなるべくスマホで書くよう練習しています。

エクセルやワード、パワーポイントなどのデータも、徐々にオープンソースの類似ソフトやグーグルのサービスで使えるよう移行しています。

Kernel-Power41現象に唯一有効だった方法

さて本題に入ります。

どうやっても解決しないKernel-Power41現象ですが、唯一有効だった方法があります。

「有効だった」という意味は、「治らないけどもしばらくは安定する」、もしくは「連続落ちるのを防げる(かもしれない)」という意味です。

根本的な解決にはなりませんが、症状を少しだけ抑えるのに有効だということです。

医療で言うと、「病気が治るわけではないが、諸症状を緩和する薬」程度です。

で、その方法は何かというと、

「電源を抜く」です。

Kernel-Power41現象に悩まされた経験のある人はご存知だと思いますが、Kernel-Power41現象はひとたび起こると、その後連続して何回でも起こります。

例えば、グーグルマップを見ていて落ちたときは、再起動後にまたグーグルマップを見ると、再度落ちます。

ネットでストリーミング動画を見ていて落ちたなら、やはり再起動後もストリーミング動画で落ちやすくなります。

ゲームで落ちたらまたゲームで、ビデオ編集で落ちたらまたビデオ編集で落ちます。どうしてか分かりませんが、経験的にそうなっています。



電源を抜き、本体の電気を使い切る

この状態を回避するには、パソコンの電源を抜き、さらにパソコンに貯まっている少量の電気(バッテリー)も使い切ることです。

WindowsXPくらいのころまでは、パソコン本体の電源を切ったらPC上のデータは全て消えました。しかしWindows7あたりから、パソコンの電源を切ってもわずかに帯電しており、なんらかの情報を保持しているようです。その情報が悪さをしているような気がします。

だからKernel-Power41現象が起きたら、再起動後にパソコンをシャットダウンして、パソコン本体のコンセントを抜きます。そして、パソコン本体にわずかに残った電気を使い切る必要があります。

一晩くらい放置すればパソコン本体の電気は抜け切ります。でも急いでいるときは待てないと思います。

そこで電気をけっこう使うUSB接続機器をパソコン本体のUSBに挿して、パソコン本体の電気を使いきるのです。

私はUSB電源の照明器具をパソコン本体のUSBソケットに挿しています。パソコン本体に残った電気は微量ですから照明器具は点灯しませんが、電気は瞬時無くなります。

USB扇風機でもなんでもいいです。電気を使い切ればいいのです。

パソコン本体に電気が残っていないことを確かめるには、電源の入っていないパソコン本体でスマホの充電を試みれば分かります。パソコン本体から完全に電気が抜けていれば、スマホの充電はできません。

電気の抜け切ったパソコンを再起動して動作を確認してみてください。連続してKernel-Power41現象が発生する確率はかなり減っているはずです。たいていはそのまましばらく使えます。

しかし、また何かのひょうしに、何の前触れもなくKernel-Power41現象が発生してパソコンが落ちます。Windowsを使っているうちはその繰り返しです。

いつ落ちても良いように、データはこまめにセーブし、「またか」と思って諦めてください。

応急処置であり対処療法ですが、お悩みのかたの助けになれば幸いです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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