かぶとたいぞうです。
今年の秋にタイのリタイアメントビザを取得する予定です。そのためにタイの取引銀行に予めタイバーツを貯金しなければなりませんでした。
タイバーツが下がるのを待った
80万バーツ(約300万円)という大金の両替なので、タイバーツが下がるのを待っていましたが、なかなか下がる気配がありません。保管期間を考慮すると、昨日、今日、あたりがタイムリミットでした。
それで昨日の昼ごろ、いくら待っても仕方ないと思ってタイバーツを約300万円分両替して、トランスファーワイズでタイの銀行に送金しました。
その時の為替レートは1バーツ3.54円でした。
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さて、1夜あけて今日、タイバーツはどうなったか。
思いっきり下がっています。たったいま、1バーツは3.46円です。1晩で0.08円も下がったのです。
昨日は約80万バーツ両替したので、1晩で64.000円の損です。
人生とはこんなものです。
以前にもあった相場の不運
思えば以前にも似たようなことがありました。
3~4年前、息子の大学の授業料を払うためにお金が必要でした。それで、持っていた金(ゴールド)を処分することにしたのです。
その少し前まで1グラム3千円くらいの値がついていた金(ゴールド)が、いざ売ろうと思うと値がどんどん下がっていきました。1グラム2,600円くらいまで下がりました。
下がったときに売ったら損だと思い、学費納入期限ギリギリまで粘りました。ところがゴールドの価格は下がるいっぽうでした。
その時はあまりにも腹立たしかったので仲の良い友人に事情を話し、一週間程度で返すからという約束でお金を借りました。ゴールドが上がったら売ってお金を返そうと思ったのです。
ところがそんな時に限ってゴールドはもっともっと下がるのです。いくら親しい友人と言え、1週間程度と言って借りた借金の返済期限を延ばすことはできません。
しかたがないので1グラム2,600円くらいまで値が戻ったタイミングでゴールドを売りました。そして友人にお金を返しました。
私がゴールドを売った直後にゴールドがどんどん値上がりしたことは言うまでもありません。
タイミングを外す私の悟り
私はその時に2つの事を悟りました。
- 私は相場やギャンブルには向いていない。私の思うタイミングは常に外れる
- 土地、株、ゴールド、その他「相場もの」の流動性(換金容易度)は意外と低い(いざお金が必要な時に、なかなか換金できない)
それ以来、私はゴールド投資をやめ、不動産投資への興味を失い、短期的な株投資もやめました。
今現在は米国株の長期投資、それもバイ&ホールドによる配当狙い1本です。
バイ&ホールドの長期投資なら、いくらタイミングを外す私でも損はしません。株を売らないのですから。
それと常に一定の現金を保持し、必要な時にすぐに引き出せるようにしています。
決して必要になったら何かを売って現金化しようとは思わなくなりました。それをしようとするからタイミングを狙い、そして外れるのです。
だから今回のタイバーツも現金の余裕資金で買ったのですが、交換レートは最悪でした。
不運を教訓とする
良い事は何も有りません。しかし、自分はタイミングを狙っても外すということはますますよく分かりました。そのことを再認識し、良い教訓として肝に銘じる絶好の機会となりました。
これからも米国株投資は上がり下がりを気にしない長期投資に専念します。地味でも安定的な銘柄だけを投資対象とします。投資効率は悪くても安定的な配当収入だけを狙っていきます。
それがタイミングをつかめない私がたどり着いた投資法です。
この認識と教訓は今後何倍にもなって返ってくるような気がします。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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かぶとたいぞうさん
何時も読ませて頂いております。
私も何故かお金が必要な時に金が安くなり貯金が無い為痛い思いをして来ました。
ホント自分のタイミングの悪さにはビックリです。
よく友人が冗談で「ブン太が金売ったから全力で買い込め」なんて言われてました。