かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株式市場は予想通りのパニック売りで始まり、サーキットブレーカーが発動されました。しかし結果的には私が期待したほどの暴落には至っておらず、今日、明日に期待したいと思います。
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昨夜米国株式市場で発動されたサーキットブレーカーとは
サーキットブレーカーという仕組みは暴落を避けるために、あまりにも急激に株価が下がった時に市場を一旦閉めるというものです。家庭の電気消費量が急激に上がったら電源を切るブレーカーと似ています。
現在の米国のサーキットブレーカーのルールは2013年に改定されました。
現在の米国株式市場のサーキットブレーカーのルール
- Level 1 – 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より7%下落したら15分間取引を停止する。
- Level 2 – 9:30~15:25の間にS&P 500が前日終値より13%下落したら15分間取引を停止する。
- Level 3 – 時間帯に関係なくS&P 500が前日終値より20%下落したらその日は取引を停止する。
昨夜のレベル1発動は2013年の改定以来初の出来事です。
もしサーキットブレーカーが無ければ
もしサーキットブレーカーの仕組みがなければ、昨夜の米国株式市場はもっと暴落していたかもしれません。暴落というのはパニックがパニックを産み、必要以上に下がり続けるからです。
昨夜は暴落をサーキットブレーカーによって阻止されましたが、もし市場心理がもう一段の株安を望むなら、今夜、明日と段階的に下がる可能性もあります。
米国株が段階的に下がっていけば
1日で20%を超える下落は無理ですが、7%程度の下落が5日続けば30%の暴落となります。
今週は米国株式市場から目が離せません。
イザという時に繋がらないSBI証券
ところで昨夜、SBI証券の米国株取引画面がしばらく繋がりませんでした。
一応「繋がりません」との日本語のメッセージが帰ってきたのでサーバーがダウンしていたわけではありません。きっと短時間にアクセスが集中したのでさばききれなかったのだと思います。
SBIグループのサーバーは処理能力が低いのか
いずれにしても相当な時間、SBI証券の米国株取引画面がまったく繋がりませんでした。もっとサーバーの同時処理能力を上げないと、イザという時に役に立ちません。
他にも原因があるのかもしれません。でもネット株取引やネット金融取引には安定性と安全性が求められます。特に取引用のサーバーには有事の際にも対応可能な充分すぎるぐらいの処理能力が必要です。
住信SBIネット銀行も、SBI証券も、イザという時には頼りにならない
昨日朝のSBIネット銀行のサーバーダウンといい、近ごろSBIグループは気がたるんでいます。これじゃイザという時に頼りになりません。
朝方になってようやく米国株取引画面が開くようになりましたが、繋がらなかったことへのアポロジャイズは全く無しでした。画面には「サーキットブレーカーが発動され15分間取引が停止されました」の表示のみ。まるでシステム障害など無かったかのような誤魔化しようです。
ネット株取引、株価暴落時、パニック時の教訓
でもこれで一つの教訓を得ました。
- 本当に暴落が発生したらパニック売りが殺到して、ネット証券のサーバーが麻痺したりダウンする。
- だから暴落の予感がしたら、ネット証券会社のサーバーが安定しているうちに予め低めの価格設定で指値の買い注文を入れておく必要がある。
ということです。
予め複数の指値注文を入れておくには、けっこうな余裕資金が必要
幸い私は昨日の日中に予めペプシコ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ゼネラル・ミルズなどの指値注文を低めの価格設定で大量に入れておきました。だからSBI証券の米国株取引画面が繋がらなくてもパニックにはなりませんでした。
ただ、複数の銘柄に予め大量の指値注文を入れておくには、かなりの余裕資金がなければできません。
株をやるにはやはりある程度のキャッシュは必要ですね。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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