かぶとたいぞうです。
昨日あたりから、ほぼ全てのメディアが日本株の大暴落を報道して騒ぎ立てています。
しかし、長期投資家はそれほど狼狽していないと思います。
狼狽しているのは最近になって株を買った人です。にわか株主です。
にわか株主
世の中には株が急に上がると遅れを取るまいとして釣られて買う人がいます。
日経平均が42,000円になった時に慌てて買った人は、昨日の終値が35,900円なので、14%も下がったと言って嘆くかもしれません。
しかし
しかし、30,000円の時に買った人なら、35,000円を越え、とうとう42,000円を越え、そしてまた35,000円に戻っただけなのです。
その間、配当がもらえているならば何も問題はありません。
最近の日本株は急に上がりすぎた
私は米国株しかやっていませんが、端から見ても最近の日本株は急激に上がりすぎました。
日経平均はずっと25,000円くらいで低迷していたのに、1年くらい前から急に上がりだし、あれよあれよと言う間に30,000円を突破し、出し抜けに40,000円も突破しました。
特に景気が良くなったわけでもない
特に日本の景気が良くなったわけでも、産業が発展したわけでもないのに、株価だけが急激に上昇したのです。
米国株の好調とウォーレン・バフェット氏の日本株買いに触発されただけとしか思えませんでした。
私は大丈夫かなと心配していたくらいです。
だから下がって当たり前なのです。
株価が暴落することは時々ある
長いこと株をやっていると、株価が暴落することが時々あります。例えば前回のコロナの時もうんと下がりました。
私の当時の持ち株も13%~15%くらい下がりましたが、私は平然としていました。むしろ買うチャンスだと思って果敢に株を買いまくりました。
なぜか
だって、例えば1株100ドルで買ったものが150ドルまで上がり、それが130ドルまで下がっただけなのです。その間4半期ごとに配当をもらっているし、これからだって配当をもらうのです。
狼狽するどころか、買い足すチャンスだと考えるのが当たり前です。
日本人は短期投資家が多い
察するに日本人は短期投資家が多いのでしょう。中長期だとしても、株価が上がったら売ってもうけようと思っている投資家が多いのだと思います。
だから報道も株の上がり下がりのことばかり伝えるし、今年から始まった新NISAも売買益が無税になることばかり強調するのでしょう。
欧米の投資家
欧米の投資家はちがいます。
先祖伝来の株をしっかり守って配当で暮らすスタイルの投資家が多いです。欧米の資産家はほとんど配当目的の株式長期投資家です。
日本にも本格的な長期投資をする人がもっと増えたら良いと思います。
長期投資家は株価の上がり下がりで一喜一憂しない
本気で長期投資をすれば、株価の上がり下がりで一喜一憂することもないし、暴落はむしろ株を買い足すチャンスに見えてくるはずです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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