【米国株】米消費者物価指数(CPI)発表を前に様子見ムードの米国株。黒田総裁の発言で益々下がる日本円

かぶとたいぞうです。

昨夜は米卸売物価指数(PPI)が発表されましたが、予想以上の物価高でした。

この調子だと今夜発表される米消費者物価指数(CPI)も依然として高いインフレ率を示すのではないかとの警戒感が広がりました。



昨夜の米国株は様子見ムードのなか一進一退

それにより、米国のインフレが収まりつつあるのではないかという楽観論が後退し、昨夜の米国株は様子見ムードのなか一進一退し、終値は前日比でやや下がりました。

NYダウは-0.10%、S&P500は-0.33%、ナスダックは-0.09%、かぶとたいぞうポートフォリオは若干上がって+0.29%でした。

四半期決算が良かったペプシコ(PEP)

私の持ち株では、四半期決算が良かったペプシコ(PEP)が4%超上がりました。

ファイザー(PFE)も、新型コロナ・オミクロン対応の6歳以上を対象とした追加接種が米食品医薬品局(FDA)に承認されたことが好感されて、若干ですが上がりました。



S&P500は6営業日続落、円も下がった

いっぽう、S&P500はこれで6営業日続落。終値では2020年11月以来の安値となりました。

また、昨夜は国際為替市場でドルが下がったにも関わらず、日本円はそれ以上に下がりました。一時1ドル146円97銭をつけ、対ドルでは約24年ぶりの安値を更新しました。

日本銀行の黒田東彦総裁

日本銀行の黒田東彦総裁が金融緩和を維持する考えをあらためて表明したからです。

昨夜は米長期金利がそれほど動いていないのに日本円が下がりました。ということは、もし今夜発表のCPIが高い水準で、米国の利上げが高いレベルで継続されることになれば、当然米長期金利が上がりますから、円は更に下がるのではないでしょうか。



円はどこまで下がるのか

まぁ、黒田総裁は円がもっともっと下がって、国内物価がもっともっと上がることを願っているようなので、円安が進むのは既定路線なのでしょう。

今夜のCPIがどう出るか。そして米国株がどう反応するか。円はどこまで下がるのか。

今夜の米国株式市場は見逃せません。

ごきげんよう。


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