【米国株】米消費者物価指数(CPI)が予想より高かったにも関わらず米国株上昇の不思議

かぶとたいぞうです。

昨夜はインフレを測る上で最重要な指標である、9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されました。

結果は悪かったです。前月比は0.4%上昇、前年同月比は8.2%上昇と、依然として米国はインフレが進んでいることが明らかになりました。



CPIが依然として高く、さらなる大幅利上げが確実に

インフレが進んでいるのですからFRBは量的金融引き締めと利上げを今後も積極的に進めるはずです。次回の利上げはまた0.75%になるという予測の他、いきおい1%の利上げもありうるのではないかとの予測も出始めました。

過度な利上げは景気を冷やします。だから米国株は当然下がります。

下がってから逆転上昇した昨夜の米国株

米国株式市場が開く前にCPIが発表されましたので、昨夜の米国株は予想通り寄り付きから大きく下落しました。

ところが、どういうわけか相場が一転。大きく上がっていた米長期金利が下がってくると同時に米国株はどんどん上がっていきました。



前日比2%超上昇した米国株

そしてとうとう前日比でプラスになり、終値の前日比はけっこうな上昇となりました。

NYダウは+2.83%、S&P500は+2.60%、ナスダックは+2.23%、かぶとたいぞうポートフォリオは+2.26%でした。

私の持ち株では四半期決算が良かったペプシコが一昨日に引き続き3%超上がり、アッヴィも緑内障早期発見のアプリを開発して3%超上がりました。

どうして米国株が上がったのか

インフレ収束の目処がまったく立たず、更に金利を上げ続けることがはっきりしたのに、どうして米国株が上がったのか。

円は思った通りせきを切ったように下がっているのに、なぜ米国株は上がったのか。

私にはまったく分かりません。



ただ、今は絶好の買い場であることは間違いない

何か深い訳があるのかもしれませんが、株というものは上がる時はどんな理由をつけても上がります。

一昨日のペプシコの四半期決算の例のように、業績の良い企業はいくらでもあるのです。それなのに株価は下がり過ぎました。中長期で見れば今は絶好の買い場だと思います。

今の米国株には上昇のエネルギーがある

それに気づいた人たちが割安になった優良企業株を買っているのではないでしょうか。

そんな気がします。

CPIが依然として高水準だったにも関わらず、米国株がこうも上がるということは、今の米国株には上昇のエネルギーが蓄えられているのだと思います。



下がるいっぽうの展開にはならない

今後も上がったり下がったりを繰り返すのだろうと思いますが、少なくとも下がるいっぽうの展開にはならないと思います。

ごきげんよう。


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