かぶとたいぞうです。
やっぱり米国株は下がり基調なのですね。下がる時はどんな理由をつけても下がるものです。
昨夜発表された9月の米雇用統計の内容はまぁまぁ良かったです。
米雇用統計の内容
非農業部門の雇用者数が前月比26万3000人増と、市場予想(27万5000人増)ほど増えませんでした。平均時給の伸び率も前年同月比5.0%と市場予想(5.1%)を下回りました。
しかし肝心な失業率は3.5%と、市場予想や8月実績(いずれも3.7%)を下回り良い結果でした。
FRBは失業率を気にしているのです。
基調によって、上がる理由にも下がる理由にもなる
株価が上がり基調にある時であれば、失業率が下がったことを好感して(景気が上向いてきたと考えて)、株がよく売れて株価は上がるのです。
しかし、株価が下がり基調であれば、失業率が下がったことによりFRBは心置きなく利上げを継続するだろう、そうなれば景気が後退するかもしれない。そう思って株を買い控える人が増えて株価が下がるのです。
昨夜はけっこう下がった
昨夜は株価が下がりました。前日比は、NYダウが-2.11%、S&P500は-2.80%、ナスダックは-3.80%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.71%でした。
ここまで大きく下がったのは雇用統計によるものだけではないと思います。今週の月曜日、火曜日と激しく上がったぶんが、一昨日、昨日と2日かけて戻ったのでしょう。
上がったり下がったり
株価というのは必要以上に大きく上がるし、またその反動で大きく下がるものです。
やっぱり米国株は上がったり下がったりしながら、徐々に下がっていく基調にあるようです。
P&Gの株を買った
ところで、昨夜私は配当再投資でP&Gを買いました。
寄り付きの成り行きで買いましたから、126ドル台で成約しましたが、その後下がって昨夜の終値は124ドル台でした。
P&Gがこんなに安く買えるなんて感激です。もちろんもっと下がればもっと買います。
長期投資家にとっては、いいことずくめ
米国株は下がり基調ですが、長期投資家の私にとってはいいことずくめなのです。
配当は増配とドル高で増えるいっぽうだし、その増えた配当の再投資で安くなった株を多く買い足すので、更に配当が増えるのです。
実は私は、こんなことがずっと続けばいいと思っているのです。
実現しない評価益よりも、毎月入ってくる配当の増加
株価がどんどん上がって、評価益が増えたとしても、私は株を売る気がないから評価益なんて無いのと同じなのです。
ところが株価が下がれば同じお金でより多くの株が買えて、そのぶん配当も多くもらえるのです。
実現しない評価益よりも、毎月入ってくる配当の増加のほうがずっと現実的です。
今はFRBの金融政策によって株価が下がっているだけ
今はFRBの金融政策によって株価が下がっているだけで、私が保有している会社の経営実態は良いのです。ものはよく売れているし、値上げもできています。売上も利益も伸びているのです。
だから配当は増えることがあっても減ることはありません。
長期投資家にとっては実にいい時代
配当が増えて株価が上がらないのだから、今の時代は長期投資家にとっては実にいい時代なのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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