かぶとたいぞうです。
昨夜寝る前に見たリアルタイム株価は、前日比マイナスでした。
「2日続落かぁ。やっぱり米国株はまだ本調子ではないのかなぁ」
そんなことを思って寝たのです。
その後上がった米国株
今朝起きてみたら、その後上がったり下がったりしながら、最後には若干前日を上回って終えたようです。
昨夜の終値の前日比は、NYダウで+0.06%、S&P500は+0.23%、ナスダックは+0.26%でした。
かぶとたいぞうポートフォリオだけは-0.15%でした。
食品と日用品が上がった
私の持ち株では、ペプシコとゼネラル・ミルズの2食品メーカーと、P&G、コルゲートの2日用品メーカーだけが上がり、他は下がりました。
NYダウの終値は33,999.04ドル。また34,000ドルに迫りました。
週次失業保険申請と8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
昨夜途中から株価が回復上昇した背景には、週次失業保険申請が予想外に減少したこと、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想より良かったことなどがあったようです。
また、主要企業の良好な決算や長期金利の低下を受けてハイテク株の買いも進んだようです。
7月のFOMC議事要旨
やはり前日発表された7月のFOMC議事要旨を受け、9月から利上げペースが減速するのではないかとの観測が広がり、買いを支えたのだと思います。
だから長期金利も下がったのだと思います。
なぜかドルが対円で上がった
しかしその割にはドルが円に対して上がってきているのはどうしたものでしょうか。
普通、米国の利上げが思っていたより鈍化するという観測で米国の金利が下がっているのなら、日米金利差のますますの拡大をあてにして上がっていたドルは円に対して下がるはずです。それなのにドルは上がっているのです。逆に言えば円は下がっているのです。
円の人気低下か
ここに来て日本の経済的ファンダメンタルズの弱さが露呈して、円の人気自体が下がっているのかもしれません。
昨日のロイターのコラムにも「迫る日本の経常赤字転落、個人の資金逃避で円安加速も」というタイトルで、日本の「稼ぐ力」の低下と、日本の富裕層が日本の将来に不安を持ってドルを買う構図が描かれています。
長期的に見て円が上がる要素はあまりない
そうなるかどうかは分かりませんが、実際日本はだんだん人口が減り、経済力も衰えてきております。おまけにマイナス金利を続けていくというのですから、長期的に見て今後円が上がる要素はあまりないような気がします。
私は1ドル平均108円くらいで、金融資産のほとんどをすでにドル資産である米国株に換えたので、なんの心配もありません。
しかしそうしてこなかった日本の富裕層の一部は、今頃になってあわててドルを買っているのかもしれません。
そうだとしたらドル高円安はますます進むことになりそうです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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