【米国株】消費者物価指数(CPI)に続き、卸売物価指数(PPI)も改善したが、パッとしない米国株

かぶとたいぞうです。

一昨日発表された米消費者物価指数(CPI)に続き、昨夜は7月の米卸売物価指数=生産者物価指数(PPI)が発表されました。

結果は良かったです。

一昨日のCPIのほうは前月比+0%、つまり消費者物価上昇がストップでしたが、PPIのほうは前月比マイナス、つまり小売店の仕入れ値は下がったのです。



卸売物価が下がり、株は上がった

米卸売物価指数の上昇率が、新型コロナ大流行直後の約2年ぶりの低水準にまで減速したのです。

FRBによる9月FOMCの大幅利上げ懸念がさらに後退し、昨夜の米国株式市場は寄り付きから大きく上がりました。

株の値上がりに水をさすFRB高官

しかし、どういうわけか、FRB高官が相次いで水をさすような発言をして長期金利が上昇。続いてハイテク株が売られ、株価は下落しました。

FRB高官の発言の趣旨は、インフレはまだ依然高過ぎで利上げは維持するとのことでした。



そりゃそうだ

そりゃそうです。インフレ目標の前年比2%に比べたらまだ高すぎます。利上げは継続するでしょう。ただ、また先月のように0.75%も利上げすることにはならないだろうと市場は安心していたのです。

そんなことで、NYダウはかろうじてプラス圏を維持したものの、S&P500とナスダックは下落に転じました。

昨夜の米国株終値

昨夜の終値は前日比で、NYダウが+0.08%、S&P500は-0.07%、ナスダックは-0.65%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.64%でした。

私のポートフォリオがナスダックなみに下がったのは、ハイテク株の下落とは別の理由です。



ザンタックにまつわるファイザーの訴訟懸念

私の持ち株の1つであるファイザーが3%以上も下がったからです。

なんでも、ザンタックという胸焼け薬から発がん性物質が検出されたようで、ファイザーを含むいくつかの関与製薬会社に訴訟懸念が生じたようです。

製薬会社に訴訟はつきものなので私はそれほど気にしていませんが、数日は続報をチェックしたいと思います。

市場関係者に迷いがある

統計や指数がいいのに米国株が気持ちよく上がらないのは、まだ市場関係者に迷いがあるからです。

株価低迷が長く続いたので、みんなおっかなびっくりなのです。米国株大暴落説も未だに流行っているようですし。



4〜6月期米GDPに期待

今後発表される4〜6月期米GDPが改善されると、あわてて買う人が増え、米国株はようやく上がっていくのかもしれません。

そんな気がします。

ごきげんよう。


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