かぶとたいぞうです。
「6月末は第2四半期末でもあるから、米年金基金などの大手機関投資家が資産配分の見直しで株を買い足す。だから米国株は上がる」と言われていました。
しかし予想は全くはずれ、米国株は6月末の昨夜も続落でした。
株の予想は当らない
そりゃそうです。予想通りに株価が動けば、みんな簡単に大金持ちになってしまいます。
今さらですが、いかに株価予想が当たらないか、あらためて感じさせられました。
昨夜の米国株は下落
昨夜の米国株の終値は前日比でNYダウは-0.82%、S&P500は-0.88%、ナスダックは-1.33%、かぶとたいぞうポートフォリオは+0.45%でした。
私の持ち株では、ファイザーとロッキード・マーティンが大きく上がり、P&Gとゼネラル・ミルズもそこそこ上がりました。
米国株のこの半年間の下落率
さて、あっという間に半年が終わりました。この半年間の米国株の下落率はすさまじく、NYダウが15.3%で1962年以来60年ぶりの下落率、S&P500は20.6%で1970年以来52年ぶりの下落率、そしてナスダックにいたっては29.5%で、かつて一度もここまでは下がっていません。史上最大の下落率でした。
やはり機関投資家も米国経済の先行きを案じてなかなか買えないのでしょう。
5月の個人消費支出調査
昨夜発表された米国の5月の個人消費支出調査では、消費の伸びが少し鈍化していました。
4月は前月比が0.6%増だったのに5月は前月比が0.2%増だったのです。
市場は弱気
それでも前月よりは消費が増えているのだから、弱気になる必要はないと私は思うのですが、市場は弱気です。
おそらくこの調査結果だけではなく、いろいろなデータや憶測で、米国が今後不景気になるかもしれないと恐れている人が多いのだと思います。
配当狙いの長期投資家にはいい市場環境
私はまったく恐れていません。持ち株の足元の企業業績は良好で、増配もしているのですから。
株の上がり下がりで儲けようと思っている人たちには、今は面白くない市場環境なのでしょうが、私のように配当狙いの長期投資家にはいい市場環境です。
なぜなら
なぜなら、増配しているのに株価が下がっているおかげで、配当再投資で少しでも多くの株を買い足すことができるからです。
当面はこのまま株価が下がってくれたほうがありがたいです。そしてどこかの時点で景気が回復して、反転株高になれば、それまたけっこうなことです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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