かぶとたいぞうです。
昨夜の米国株式市場はまた下がりました。特に私が保有しているような、地味で堅実な生活関連バリュー株がうんと下がってくれました。
食品メーカー、医薬品メーカー、日曜消耗品メーカー、全てが下がりました。
ロシア産原油の輸入禁止
ロシアへの経済制裁のために、ロシア産原油の輸入禁止を米国と英国が決めました。他の欧州各国や日本も追従すると思います。
今後は石油関連のエネルギーコストがさらに上がります。そうなると人々の生活も苦しくなるし、製造業の生産コストも跳ね上がるでしょう。
世界経済の落ち込みを懸念して、生活関連のバリュー株が急落したのだと思います。
生活関連バリュー株を買うチャンス
しかし、こんな時ほど買うチャンスです。昨夜はペプシコとP&Gを大胆に買い増しました。
もう一段の下げに対応すべく、手元に少しだけ資金を残しましたが、私の投資資金はもうほとんど残っておりません。
今後は配当の再投資や、月々の節約で余ったわずかなお金で少しずつ買い足すくらいになります。
投資予定額のほぼすべてを使い切った
5年間もかかりましたが、予定していた投資額のほぼすべてを米国株に投資することができました。今は満足しています。
もちろん現金も残しています。世の中は何が起こるかわかりません。有事の際、一番必要なのは現金です。
プーチンが戦争をやめてくれたら
このタイミングで、ロシアのプーチンが戦争をやめてくれたら「プーチン、よくやったぞ」と褒めてやりたい気持ちです。
でも世の中そううまくはいかないでしょう。ウクライナ戦争は長引く可能性も十分にあります。
戦争が長引いたら
日本もサハリン2(樺太の液化天然ガス開発)からの撤退など、難しい判断を迫られています。
我々の生活も益々厳しくなるかもしれません。
それでなくても円安で輸入品が上がっているのに、ガソリンも灯油も、電気代もガス代もすべて上がるでしょう。
インフレは益々進む
製造コストも輸送コストも上がるので、インフレは益々進むでしょう。
どんなにインフレが進んでも、政府日銀は「まだ目標の2%に届かない」と言って、金融緩和をやめないでしょう。金利もゼロのままで、益々円安が進むでしょう。そしてそれがさらなるインフレをまねくでしょう。
世界中がインフレに
もちろん先にインフレが進んでいた欧米各国も益々インフレになります。景気が悪くなって経済にブレーキがかかるかもしれません。
しかし、人間が生きている以上、食品も薬も洗濯洗剤も必要です。
食品、薬、洗濯洗剤は必要
不景気になって、生活が苦しくなって贅沢品は我慢しても、それらのものの節約には限界があります。
この世の終わりが来ない限り、生活関連メーカーはどうにか工夫して経営活動を続けます。人々も買い続けます。
だから今は買い
だから今のような混乱時の相場で、生活関連株を安く果敢に買うことは、あとから振り返ると必ず正解だったと思えるでしょう。
核戦争が起こって、この世の終わりが来るというようなことは考えても仕方ありあせん。
そんなことになったら、現金だってなんの役にも立ちませんから。
今日から安心してゆっくり寝る
予定していた投資額をほぼ使い切ったので、これでもう夜は株価を見ながら朝まで起きているなんてことはやめ、早く寝ます。
もう一段の株価下落のために、かなり低い位置に仕込んでおいた指値注文は放置です。
どっちでもけっこう
決まればけっこう、決まらなくても、またけっこうです。金額もそれほど大きくありませんから。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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