かぶとたいぞうです。
25~26日に開かれていた米連邦公開市場委員会(FOMC)が終り、FRBのパウエル議長が3月にも利上げするような意味合いの声明を出しました。それが日本時間の一昨日の朝方です。
米国株は一時思いっきり下がりました。利上げはもっと後だと予想していた人たちが慌てて売ったのでしょう。
パウエル声明後の株価下落と一転上昇
金融緩和が終り、利上げが始まると米国株式市場に流れ込むお金が減り、一時的に株価が下がるかもしれないからです。売った人たちの多くはグロース株、ハイテク株を短期売買している人たちでしょう。
しかしその後米国株は急転上昇して一昨日の取引を終えました。
下がったら買う人たち
何があったのか分かりません。パウエル声明を織り込み済みだった人たちが急落した株をチャンスと思って買いまくったのかもしれません。私も買いましたから。
さて昨夜の米国株式市場は一昨日の上昇の流れを受けて、最初から上がりました。
寄り付きから上がった昨夜の米国株
私はもしや昨夜は下がるかもしれないと期待しておりましたが、やっぱり上がるんだなあ、と諦めていました。
NYダウもS&P500も一時は前日比1.5%くらいまで上がり、NYダウはこのまま35,000ドルを回復するのかなと思ったぐらいです。
しかし一転下落
しかしその後どういうわけか一転下落。そのまま下がり続けて、NYダウもS&P500も結局前日比マイナスまで下がって引けました。
次のグラフはここ5日間のNYダウの値動きです。
5日間のNYダウの値動き
上がったり下がったり、まるでジェットコースターです。
パウエル声明前の乱高下は分かるが
パウエル声明が出される前は、利上げの時期や上げ幅などの憶測が飛び交い、市場が疑心暗鬼になっていたから乱高下は分かります。
しかし一昨日のパウエル声明ではっきりと利上げの時期と規模が示唆され、3月には利上げが始まることが既定路線になったのに、今でも乱高下が繰り返されているのです。
市場は動揺している
市場はよほど動揺しているのでしょう。
「バブル崩壊と米国株の大暴落」を予言する人もまた出始めているので、いっそう混乱しているのかもしれません。
私は動揺していない
私の考えはスッキリしています。
米国はインフレが長期化する懸念があるから利上げをするのです。インフレが長期化すれば貨幣の価値が下がります。上がるのは資源、エネルギー、資材、食品、物、土地、などです。私は商品先物や不動産には興味がありません。だから米国株に集中投資しています。
風が吹けば桶屋が儲かる
インフレが長引けば、食品や医薬品、生活用品などを作る優良企業の株は上がります。世の中になくてはならないものだからです。物価が上昇したら値上げで対応できます。
私が今盛んに買っている、ペプシコ、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、P&Gなどは食品や医薬品、生活用品などを作る優良企業です。値上げでインフレに対応可能な企業ばかりです。
インフレに有利な株ばかり買っている
しかも私は株の上がり下がりで儲けようとしているわけではありません。配当を狙っているのです。だから配当さえ出れば株が下がっても気にしません。
よって私はなんの躊躇もなく買い向かうことができるのです。
ハイテク株は大きく下がるかもしれないが
私はアマゾンとかグーグルとかマイクロソフトとかフェイスブック(メタ)などには最初から興味がなく、一回も買ったことがありません。だからそれらが上がろうが下がろうが関係ありません。
【関連性の高い記事】
優良メーカーバリュー株はインフレに強い
バリュー株、特に私が買っているような生活関連優良メーカーの株はインフレに強いのです。しかも長期投資なので、たとえ株価が下がっても気にしません。だから株価が乱高下している今は買い時だと思っています。
金融政策の変化によって価格が下っているのであって、業績が悪化して株価が下がったのではないからです。
下がった時が買い時
米国株は当面の間、上がったり下がったりの乱高下を繰り返すと思います。私は下がったときにさくっと買うつもりです。
一晩中米国株の値動きを見てられないので、複数の指値注文を入れておきました。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
【SBI証券口座開設ページ】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【円安】トランプ米新大統領率いる共和党が上下両院も支配しドル高が加速。1時156円台に -
【米国株・ドル】トランプ大統領の再選・復活で米国株、ドル/円ともに上がる -
【ジリジリと円安152円】やっぱり思った通り円はまた下がってきたじゃないか -
【米国株、NISA】旧NISAで今年が期限のギリアドとPMをさっそく売りに出した -
【新旧NISA】旧NISA期限切れの落とし穴。売らずに放置すると損をすることもある
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報