かぶとたいぞうです。
米国株の長期投資を本格的にやり始めて、この5年間でいろいろなことを学びました。
その中で私の失敗談とも言える最大の教訓は、「長期投資をするなら、株はなるべく早く買ったほうがいい」ということです。
持ち金をなるべく早く株に換える
もし5年とか10年、あるいは一生持ち続けるつもりで株を買うのなら、安くなるタイミングを待たずに、持ち金をなるべく早く株に換えたほうがいいということです。
これは結果論かもしれませんが真実なのです。
短期なら株価が重要だが、長期なら株価はあまり重要ではない
短期の売買で差額を稼ぐつもりなら、なるべく安い時に買って高い時に売るに限ります。
しかし、長期で保持して配当で生活しようと思っているのなら、多少高く買っても大丈夫なのです。長く持っていればいつかは買った時よりも値が上がるし、その間に得る配当のほうが大きいからです。
投資可能なお金を1000万円持っているとしたら
例えば投資可能なお金を1000万円持っているとします。これをいっぺんに投ずるのは度胸がいりますが、株が安くなるのを待ったり、毎月50万円づつ20回(1年と8ヶ月)に分けて投ずるのではなく、せいぜい300万円、300万円、400万円と3回くらいに分けてなるべく早く投ずればいいということです。
私が初めてペプシコを買った時
私が4年以上前に始めてペプシコの株を買った時、ペプシコの株価は110ドル前後でした。
私はその時、ペプシコという会社をよく研究して、財務分析もしっかり行なって、この会社なら長期投資するに値すると確信しました。
ペプシコに投じることが可能な現金は2千万円くらいありましたから、これをいっぺんに投じても良かったのですが、私が買った後で急に値が下がったら悔しいだろうと思って、小刻みに買ったのです。
ペプシコの株を111ドルで30万円分買った
最初に買ったのは株価が111ドルの時で、約30万円分買いました。使えるお金を2千万円も持っているのに、たった30万円です。それほど臆病だったのです。
数日後に107ドルになったので、20万円分買い足しました。この時は111ドルでいっぺんに買わなくてよかったと胸をなでおろしました。
ジム・ロジャーズ「米国株は1年以内に大暴落する」
この当時、ジム・ロジャーズなどが声高に「米国株は1年以内に大暴落する」などと唱えていたので、私はもう少し待って安くなってから買ったほうがいいのではないかと思い始めました。
しばらく待ってペプシコの株が100ドルになった時、私はまだまだ下がるかもしれないと思い20万円分しか買いませんでした。投資可能な現金がまだ1950万円もあるのにです。
ジム・ロジャーズの予想とは逆に米国株は上がっていった
その後ジム・ロジャーズ等の予想とは逆に米国株はどんどん上がっていき、ペプシコの株も上がっていきました。
私はもう一度100ドルまで下がったら、今度こそ一気に買おうと決意しました。しかしペプシコ株はその後二度と100ドルまで下がることはありませんでした。
タイミングを測ったために買えなかった
ペプシコという企業をよく研究して、財務分析もしっかりやって、長期投資しようと決意したにも関わらず、タイミングを測ったためにまだ50万円しか買えていないのです。
1年くらい様子を見ていましたがなかなか下がらず、しびれを切らした私は、多少高くても買うと決断しました。
ペプシコの株を平均120ドルで買った
その後数回に分けてペプシコの株を平均120ドルくらいで買いました。
最後に買ったのは今年の2月です。約130ドルで買いました。
こんなことなら100ドルの時にもっと買っておけばよかったと後悔しましたが、今から思えば130ドルでも安かったのです。
現在ペプシコの株価は150ドル以上なのですから。
結果論かもしれないが
先にも言ったように、これは結果論なのかもしれません。米国株はこれから下がり、ペプシコの株価もまた100ドルまで下がるかもしれません。
でも、たとえそうだとしても、今までに得た配当はすでに結構な金額になっているし、もっと長期で見れば米国株は上がったり下がったりしながら結局は少しずつ上がっていくはずです。
持ち金があるなら早く買ったほうがいい
手持ちのお金が無いのならしかたがありません。仕事をして稼いだお金を少しずつ株に投資するしかありません。
しかし、まとまったお金があって米国株に長期投資しようと決意したなら、株を買うのは早ければ早いほどいいです。
優良企業なら必ず上がっていきますから、多少高くても挽回できるのです。
私は後悔している
私は、4年前に持ち金をすべてペプシコに投ずれば良かったと後悔しています。
去年の3月のコロナショック時に、ペプシコ株が103ドルまで下がったので思いっきり買い足しました。おかげで今までのペプシコの買値平均が115ドルまで下がりました。
奇跡の挽回のように聞こえますが、それでも4年前にすべて買っておいたほうが安かったし、配当も含めて計算すると、ずっと得だったのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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