かぶとたいぞうです。
まずはこのスクリーンショットを見てください。昨夜(明けて今朝)の米国株の終値です。
SP500(^SPX)もNYダウ(^DJI)も上がったのに、その下のペプシコ(PEP)からロッキード・マーティン(LMT)まで私の保有する米国株10銘柄はすべてまっかっか。値を下げたのです。
あまりにも珍しい現象なので記念にスクリーンショットを撮っておきました。
新型コロナウイルス追加経済対策法案可決で米国株は史上最高値更新
すでにご承知かとは思いますが、昨日米国のバイデン大統領は、思い切った景気対策として国民1人あたり最高15万円の現金給付を含む1兆9千億ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案を可決させました。
バイデン大統領のこの素早い景気刺激策を好感して、昨夜の米国株はNYダウもSPも序盤から史上最高値を更新しました。終盤は少し値を戻しましたが結構な高値に終わりました。
バブル崩壊の心配など「どこ吹く風」
先週、先々週の株価調整局面で「米国株はとうとうバブル崩壊か」「米国株の大暴落の始まりか」などと騒いでいた人たちの懸念など「どこ吹く風」。少し屈んだだけで、そのぶんもっと勢いを増しました。
米国株の勢いは衰える気配がまったくありません。
この1ヶ月のNYダウの値動き
ところが。ところがです。最初にご紹介した通り、私の保有する10銘柄だけは昨夜値を下げたのです。
これはどういうことか。不運を嘆くべきことなのか。
いいえ。まったく違います。
上がったのはハイテクグロース株だけ
ダウの値上がり幅が0.58%に対してSPの値上がり幅が1.04%であることからも察することができると思いますが、昨夜は「グロース株」「ハイテク株」の値が上がったのです。ちなみにグロース株(成長株)の多いナスダックの上げ幅は2.5%を超えています。
アマゾンもグーグルも値を上げましたが私の保有する食品、医薬品、生活用品などの地味で手堅い分野は値を下げたのです。
堅実なバリュー株はバブルとは無関係
言葉を換えれば、ハイテクグロース株は少しバブルっぽい値上がりをさらに進め、私が保有するような地味で堅実なバリュー株はその流れには無関係だということなのです。
これはいいことです。
バリュー株はそれほど上がらないし、それほど下がらない
地味で堅実なバリュー株はバブルの流れに乗って値をうんと上げることもしませんが、逆に何かのはずみで値がガクンと下がることもあまりないのです。
私のような長期投資家にはむしろ好都合なことです。あまり値が上がりすぎると買い足しづらいですから。
買いの大チャンスが来てくれたらもっとありがたい
このままハイテクグロース株だけ上がって、バリュー株は上がらないことをむしろ望みます。
そして、ハイテクグロース株が大きく値を下げるような事態になった時、そのあおりでバリュー株も値を下げてくれたら買いの大チャンス到来です。
その時はありがたく大いに買わせて頂きます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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