JT日本たばこ産業が減配、年130円に

かぶとたいぞうです。

日本たばこ産業(JT)が減配を発表しました。ショックです。

JT減配:kabutotai.net

以前から配当性向が高すぎることを懸念しておりましたが、海外のタバコ会社の買収がそのうち実って、どうにか今の配当を維持するだろうと期待しておりました。



参考:かぶとたいぞうによる配当と配当性向に関する解説動画

 

 

JT社員1000人規模のリストラも

1000人規模の希望退職を募ったニュースが先に入ってきたので、リストラで配当を維持するのだとばっかり思っていました。

ところが実際は逆で、減配を株主に納得させるために、希望退職をセットにしたのかもしれません。



JTの年配当額は154円から130円へ

2021年12月からの年間配当予定は130円。今まで154円でしたから24円の減配。154円に対して15.6%の減配です。

JTは日本政府が今でも発行株式の3分の1を持っている会社ですから、潰れることはないと思います。

一時的にかがんでおいて、その後で伸びるのならいいですが、今後も減配を続けるようなら老後資金の運用先にはふさわしくありません。

私のポートフォリオの中ではJTはそれほど大きくないが

私のポートフォリオの中で唯一の日本株であるJTは、投資額全体から見ると決して大きな金額ではありません。しかし今回の減配で年間の配当見込み額も配当見込み率も若干低下しました。

また、私が実際にJTに投資した金額に対する実際の税引き後配当率も約3%に低下し、他の米国株と比べても見劣りします。同じタバコ会社でもフィリップモリスなら米国の税も日本の税も両方引いた後でも実質4.5%以上の配当率なのです。



私が実際にJT株に支払った投資額

私は日本たばこ産業の株を、1株平均3,400円で400株買いました。総投資額は合計135万円です。

この3年間に既にもらった配当は約14万円(税引き後)です。

現在のJTの株価は昨日より7〜8%下がって2,000円弱です。

もしここでJT株を手仕舞いすれば

もしここで手仕舞いすれば、仮に2,000円で売れたとして売却額は400株で80万円です。

損失=総投資額−獲得済み配当金−売却額なので

135万円−14万円−80万円=41万円です。

いっそのこと売ってしまおうかなとも思っております。失望売りです。



JTには気に入らない面もあった

よせばいいのに食品だとか医薬品だとか、余計な分野に手を出して本業の足を引っ張っているのも気になっていたのです。

年に2回送られてくる株主優待の食べ物もあまり嬉しくありません。タイにいるときなど、長期旅行中は受け取れません。物を送るなら配当を増やして欲しいです。

JTに限りませんが、日本の会社は年に2回しか配当を出しません。米国は年4回です。これも気に入りません。

タイミングをみて売るかも

まぁ、焦って売る必要もありませんが、今年の夏の配当をもらった後で、タイミングをみて売ってもいいかなと思いました。

減配したJTの株はこれからもっと下がるかもしれません。しかし世の中には配当など見ずに、株の上がり下がりだけに掛けて短期投資する人たちもいるのです。

現に無配になったラスベガス・サンズとかボーイングも未だに上がったり下がったりを繰り返しています。



どうせ売るなら

日本株は今バブルのようなので、そこそこの株価でJTを売り抜けるチャンスもあるかもしれません。

また、転んでもただで起きたくありませんから、当然特定口座内の損益通算を狙います。

損益通算を狙う

今年中に特定口座で40万円くらいの利益を出せば、そのうちの2割、8万円程度は浮きます。同じ口座内で損と得があれば利益は通算(相殺)されて、そのぶん税金は取られないのです。

それでも差し引き33万円くらいの損失になりますが、それ以上に米国株が値上がりしているのでいいです。



もう日本株は買わない

今まで日本の株でいい思いをしたことはありません。もしJT日本たばこ産業の株をうまく売り抜けることができたら、もう2度と日本の株には手を出しません。米国株に専念します。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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