かぶとたいぞうです。
株式投資に必勝法などありません。「絶対儲かる」なんて言っている人がいたら100%詐欺お師です。
株式投資で損をしない方法ならある
しかし米国株に限定すれば、「絶対に儲かる方法」はありませんが、「絶対に損しない方法」ならあります。
それはズバリ次の2つのステップで実現可能です。
- 食品関連など、この世から無くならない業種の超優良企業の株だけを買う。
- その株をひとたび買ったら決して手放さない。
すごく簡単な方法だが、できる人は少ない
すごく簡単です。しかしこのすごく簡単なことをできる人はあまりいません。だから多くの人が株に手を出して損をするのです。
株に手を出して失敗する人の典型的なパターンは次のとおりです。
株で失敗する人のパターン
- 株が上がったら買い、下がったら売る
- 株の値上がりで儲けようとする
- 株価チャートのテクニカル分析で株価が予測できると思っている
- 株で大きく儲けようとする
これらの「投機」をいくらやっても、たいていは儲かりません。勝ったり負けたり。長い目で見れば手数料を支払った分だけ徐々に損をします。
株の「上がり、下がり」に掛けるのは投資ではなく投機、ギャンブルと同じ
上がり下がりに掛けるのはギャンブルと何も変わりませんから、胴元である証券会社の一人勝ちです。ゼロサムゲームに勝者はいません。
「株価の上がり局面で買って、ピークで売り抜ければ、みんなが儲かるじゃないか」と言う人がいますが、相場はそんなに甘くはありません。
株が上がるか下がるかは誰にも分からない
みんなが上がると思ったらたいていは下がるのが相場です。本当にみんなが上がると思ったら売る人が出ず、値が付かないはずです。値がつくということは売った人がいたからです。売った人は下がると思って売っているのです。冷静に考えたら分かるはずです。
このように株の短期売買は「上がる」と思う人と「下がる」と思う人の「丁半博打」なのです。上がるか下がるかはツボを開けるまでは誰にも分かりません。
米国株長期投資はまったく次元の違う健全投資
しかしバイ&ホールドの株式長期投資ならまったく次元が違います。
儲けは少ないですが、損はしません。その会社の株がたとえ下がったとしても、売りさえしなければ損は確定しません。
「評価損」は出ても「実損」は出ないのです。
万が一その会社が倒産すれば株は紙くずになりますから「絶対損しない」と言ってはならないのかもしれませんが。
倒産さえしなければ、絶対に損はしない
しかし倒産しないような会社を選び、更に念を入れて複数の会社に分散投資すればリスクはうんと減ります。
米国株にこだわるのは、米国の証券取引所に上場している優良多国籍企業のほうが潰れづらいからです。それと、米国は日本と比べて株主を尊重するので配当も多いのです。
私の保有する米国株一覧と買った理由
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あるいはs&p500などに連動しているファンドに投資すればもっとリスクが減ります。
s&p500構成企業がすべて倒産するような事態になれば、米国の経済も国家もすべて破綻するような事態であり、その前に日本政府も破綻しているでしょう。そうなると日本の紙幣だって紙くずです。だからそこまで心配する必要はありません。
米国に拠点を置く優良多国籍企業ペプシコの例
例えば私が持っているペプシコという会社は、フリトレーなどの人気のスナックを世界中で売っています。ここタイでも売っており私も時々食べています。
ペプシコは食品会社だし強力な流通網を持っており、生産拠点も世界中にあるので潰れるようなことはないと思います。
現在のペプシコの株価は1株137ドルです。世界第2位の食品会社であるペプシコは、多少のことでは潰れないと思われているため、新型コロナの影響をそれほど受けません。
現在の配当は税引き前で3.82ドル。配当率はたったの2.77%です。潰れる心配のない会社の配当は低いのです。人気があって株価が高止まりするからです。
しかし、たったの2.77%でも、現在の日本の普通預金の金利0.001%や定期預金の金利0.01%に比べるととても大きいのです。
2,000万円を定期預金にした場合とペプシコに投資した場合
仮に2,000万円を定期預金に預けたと思ってペプシコの株を買って、得た配当(税引き後)はすべてペプシコに追加投資すれば、2,000万円のお金は20年後には3,100万円を超えます。
これは配当の増加(増配)を加味しない場合の計算結果です。実際にはペプシコは増配していますからもっとお金は増えます。
定期預金なら20年経っても2,345万円にしかなりません。普通預金なら2,032万円にしかなりません。
まんがいち、ペプシコの株が下がっても
20年後にペプシコの株を売ることになったとします。運悪くその時の株価が買った時の株価より下がっていたらどうなるのか。焦らずに上がった時に売ればいいのです。
しかし多少の目減りなら配当再投資で株数が既に増えていますから、多少安く売っても元はとれるでしょう。
このように米国優良株への長期投資は、大きく儲かることはなくても損をしない堅実な投資法なのです。
株の「上がり、下がり」に掛ける短期的「投機」とはまったく違います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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