【米国株】昨夜の予期せぬ大暴落の原因、理由を考える

かぶとたいぞうです。

昨夜(2020年6/11夜)、米国株が大暴落しました。



昨夜のダウ平均株価チャート

米国株大暴落:kabutotai.net

昨夜のダウ平均は、寄り付きから安く始まり、その後機械的にコンスタントに下げていき、終値は前日比6.9%安。米国株式史上4番目の下げ幅となりました。

昨夜の予期せぬ暴落にびっくり

米国株が急落したのを知ったのは昨夜のタイ時間午前1時(日本時間午前3時)ころでした。

昨夜は暑くて眠れず、なんの気なしにyahoo米国株リアルタイムチャート見たら、思いっきり下がっているのでびっくり。

米国株大暴落:kabutotai.net



昨夜はどうして米国株が急落したのか

何か大きな事件でもあったのかとネットニュースを探しまくりましたがこれといった重大ニュースは発見できませんでした。

むしろ、FRB(米連邦準備理事会)がFOMC(連邦公開市場委員会)で、「少なくとも2022年末までゼロ金利を維持する」と発表したニュース、それを受けて今後も米国株は青空天井で上がるだろうというエコノミストのコメントなど、株が上がるような話しか見つかりません。

昨夜の米国株暴落の原因は分からない

結局、昨夜の米国株暴落の原因は分からずじまいでした。

朝になって大手報道機関のニュースを見ると、「FRBが2022年末までゼロ金利を維持すると発表したことを受け米国株が下った」みたいな記事がありました。記事を書いた人は意味が分かって書いているのだろうかと首を傾げてしまいました。



報道された株価暴落の理由はへんてこりん

別の新聞には「新型コロナの第2波を懸念して米国株が暴落した」とありました。

米国は第2波どころか第1波すら収束していません。それでも米国株は上がりに上がっていたのです。つい最近まで「新型コロナの早期収束と経済復旧期待で連日上げている」と書いていたじゃないですか。昨夜急に感染者が増えたわけでもないはずです。

株価暴落の本当の原因

実は株価というものは、何かがあったから下がるのではありません。売る人が多いから下がるのです。下がった後、エコノミストが適当な理由を後付けするのです。

株が上がる時も同じです。

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今回はエコノミストが暴落の直前まで「FRBが2022年末までゼロ金利を維持すると発表したから米国株は青空天井で上がる。金融相場だ。どこまでも上がり続けるだろう」と声をそろえて言っていました。だから予期せぬ突然の暴落でバツが悪くなり何も言えなくなったのではないでしょうか。



株が下がった原因は誰にも分からない

それで困った新聞記者がへんてこりんな理由をつけて報道しちゃったのでしょう。私のように勇気をもって「暴落の原因は分からない」と書けばいいのに、ケチなプライドが許さないのでしょう。

本当は株が上がる理由も下がる理由も誰にも分からないのです。分かっていたら黙って自分で売買すればいいのです。必ず億万長者になれます。そうならないのは誰も株の上がり下がりを予想できないからであり、予想できないのは株がうごく原因を特定できないからなのです。

実は私も昨夜は米国株を売っていた

もし本当に株が下がった原因を知りたいなら、昨夜株を売りに出した人に「どうして売りに出したのですか」と聞くのが一番真実に近い答えを得ると思います。

実は昨夜は私もいくつかの株を売りに出していました。



昨夜私が米国株を売りに出した理由

先日の記事にも書きましたが、コロナ暴落が一段落したので自分の持ち株を再スクリーニングしたのです。

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その結果、配当を出さなくなったラスベガスサンズとボーイングを株価の高いうちに売ろうと決意したのです。

特にボーイングはギャンブル買いで平均115バーツで買っています。売れば利益が確定します。

本当は売れてからブログに書こうと思っていたのです。

昨夜は結局売れませんでしたが今後も売りを継続します。

スクリーニング売り、利益確定売りがあったのでは

私がそのような行動をとったということは、世の中には私と同じような行動をとった人がけっこういたのではないでしょうか。

つまり保有株の見直しや利益確定で株を売る人がたまたま集中し値を下げ、その後は急落に驚いて釣られて売る人が出たのではないでしょうか。まぁ実際には参加者の多くが「人」ではなく「コンピュータープログラム」だと思いますが、そのプログラムを書いたのは人ですから論理は一緒です。

昨夜の株価グラフを見ても、プログラム判断によって機械的に下がっていった印象を受けます。



それをエコノミストは「一時的な調整」と言う

株価が上がり続ければ下がる時もあるのです。理由なんかありません。たまたま売りが重なれば下がるのです。

下がれば狼狽売りする人や損失確定売りするコンピュータープログラムが出るので必要以上に下がります。乱高下の振り幅が大きければ、すぐに「史上○位」の振り幅になるのです。ただそれだけです。

エコノミストはそれを「一時的な調整」と呼んでいるようです。そのうち昨夜の暴落は「上がり過ぎた株の一時的な調整」と言われるようになるような気がします。

これからも米国株は乱高下するでしょう。でも長期投資の私には全く関係のないことです。

配当さえ出し続ければ株価がいくら下がっても持ち続けます。下がればむしろ買い足すので嬉しいのです。

逆に株価が上がってもそれほど嬉しくありません。配当を出し続ける株を売るわけはないので株価が上がっても関係ないのです。

私のように長期投資に徹すれば株価の心配から開放されます。

ごきげんよう。


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