かぶとたいぞうです。
昨年12月に値を下げた米国株相場は、今年に入ってさらに下げると思いきや、なんだかんだと言って、むしろ徐々に上がってきています。
特にここ1~2週間は上がるいっぽうです。
今年の米国株は上がるいっぽうで買い場なし
米国株を買い増そうと思っている私にとっては、買い場が遠のくだけで、面白みのない展開です。
ウォーレン・バフェット氏も言っているように、ひとたびターゲット銘柄を決めたら、安くなるまで焦らずに待ち、少しずつ買い下げて、1円でも安く買うのが米国株長期投資の常道です。
しかし、上がるいっぽうなので買い下がりは効きません。背景には、いくつかの企業の好決算もありますが、パウエルFRB議長の発言が影響しているようです。
FRBパウエル議長の発言趣旨
FRBパウエル議長の発言は、昨年とは打って変わって、今年はもうこれ以上利上げはしないというニュアンスに変化してきました。
トランプ米大統領が昨年来パウエル氏を攻撃し、「パウエルの利上げ政策によって米国の景気が腰折れしている。パウエルをクビにする」と激しく非難したのを受け、パウエル氏もメンツを気にしながらも、一変ハト派発言が続いています。
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「今年の利上げは無し」が米国市場関係者の予測
パウエル氏は言葉を選びながらも、「もうこれ以上は利上げしない」という意味ともとれる発言を繰り返しています。これを受けて、市場関係者は今後の利上げは無いだろうと予測しています。
米国で今後利上げが無くなれば、預金や債権など利子を期待するような金融商品は人気が無くなり、代わりに金利の影響を受けない株式に人気が集まるので米国株は値上がりします。
ついでに、米ドルそのものも人気が下がりドル安(対円では円高)になります。
パウエル発言で円高・ドル安と米国株高騰
今まさに金融市場は円高・ドル安、米国株値上がりの展開となっています。
この傾向は当面の間続きそうです。
しかし、世の中全体の動きを見ると、このまま米国株が一本調子で上がっていくとは思えません。
米国株が急落、暴落する時
どこかで反転しガクッと下がる日が来るでしょう。それがいつなのかは分かりません。予測するのも意味のないことです。でもそう遠くない将来、米国株が思いっきり下がる日が来ると思います。
その日が来るまで、あわてずにじっくりと構えて現金を用意しておくことです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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