かぶとたいぞうです。
私は昨年(2019年)の暮にパタヤでバイクの免許をとりました。
【関連性の高い記事】
タイのバイク免許を日本のバイク免許に切り替える
先日(2020年8月)、タイでとったバイクの免許を「外国免許の切り換え」、略称「外免切り換え」で日本の免許にしようと、札幌にある手稲の運転免許試験場へ行ってきました。
今後タイの免許を「外免切り換え」しようと思っている人のために手続きの概略と重要ポイントをお伝えします。
外免切り換えのポイント、注意事項
先ず、今回やって初めて分かった重要事項、注意事項を列挙します。
- 「外免切り換え」は思っていたほど簡単ではない(書類・実技)
- タイで免許をとった後、タイに継続して3ヶ月以上住んでないと「外免切り換え」はできない(パスポートをチェックされる)
- 時間がかかる(後述)
外免切り換えを利用すれば大型自動二輪免許取得は簡単?
タイでは安く比較的簡単にバイクの免許がとれます。タイには排気量の制限はないので、タイでとったバイクの免許は日本で言う「限定解除」の免許です。
よってタイでとったバイクの免許は、日本の大型自動二輪に「外免切り換え」が可能です。
その仕組みを利用してタイに行ってバイクの免許をとって、日本の「外免切り換え」で日本の大型自動二輪の免許を簡単に取得しようとするむきがあるようです。
外国で免許をとった後、3ヶ月以上その国に滞在していないと外免切り換えはできない
しかし今回初めて知ったのですが、タイで免許をとった後、タイに継続して3ヶ月以上住んでなければ「外免切り換え」はできません。昔はできたのかも知れませんが、今現在はそうなっているので要注意です。
私はこの7月までずっとタイに住んでいたので大丈夫です。
次に「外免切り換え」の概要を説明します。
外免切り換えの概要
以下、札幌の場合ですが、おそらくどこの地区でも大筋は同じだと思います。詳しくは各都道府県の運転免許試験場に聞いてください。
「外免切り換え」を行うには、管轄の運転免許試験場に最低3回は行かなければなりません。以下、運転免許試験場の案内文に従って、1回目を0日目とし、2回目を1日目、3回目を2日目と表現して説明します。
最初の訪問日(0日目:書類審査日の予約)
最初の訪問日(0日目)は、必要書類などの説明を受けて、第2回目訪問日(1日目:書類審査)の予約をします。
必要書類等は次のとおりです。
- パスポート
- タイでとった免許証
- タイでとった免許証の翻訳文
- 日本の免許証がある人は免許証、無い人は住民票など
- 写真(3cm×2.4cm)
- 印鑑(認め印で可)
- 手数料2600円
タイでとった免許証の翻訳文はJAFに頼むと作ってくれます。札幌の場合、3500円かかります。
私の場合は日本の運転免許書の更新に行った時に説明を聞いて書類審査の日の予約もしてきたので、その後は最低2回で済むかもしれません。
2回目の訪問(1日目:書類審査)
2回目の訪問(1日目:書類審査)です。1回目に行った時に予約した日時に運転免許試験場を再訪して必要な書類などを全て窓口に提出します。窓口の人から「書類審査に3時間くらいかかるから付近で待機するように」と言われて待たされます。電話番号を教えると電話で終了を伝えてくれます。
約3時間後、書類に不備がなけれは第3回目の訪問日を伝えられます。第3回目の訪問日は「2日目:技能の確認」です。試験場のコースをバイクで実際に走らされます。
大型、中型、小型の中から免許を選ぶ
窓口の人に「技能の確認を大型にするか中型にするか小型にするか」と聞かれます。もちろん大型にすれば大型のバイクを走らされますが、大型で合格すれば大型自動二輪の免許に切り替えてもらえます。
私はどうせ日本では125ccのスクーターしか乗る予定がないので、小型のオートマチック限定を申し込みました。
大型に乗りたければタイでいくらでも乗れます。タイには大型バイクのレンタルがあるのです。1日1,000バーツ(3,500円)も出せば750ccのバイクでも1,000ccのバイクでも自由に乗れます。
第3回目(2日目:技能の確認)の日時は何と1ヶ月以上も後
次に窓口で第3回目(2日目:技能の確認)の日時を予約するのですが、何と1ヶ月以上も後だというのです。
札幌の場合、ニ輪の試験日は週に1回、水曜日しかありません。夏で混んでるのと、おそらくコロナの影響でしばらく試験を実施していなかったからか、かなり待たなければならないのです。
それと、もしかしたら「外免切り換え」はあまり歓迎されていないのかも知れません。
せっかく書類審査を8月上旬に済ませたのに、技能の確認の日程は9月中旬になってしまいました。
外免切り換え、小型の技能の確認項目
小型の技能の確認は次の項目をチェックするようです。
- 屈折
- 一本橋
- 一時停止
- S字
一応テストコースの略図を渡されましたが、どこがスタートでどこが終点なのか分かりません。
当日もそれほど詳しい説明がないらしく、ほぼぶっつけ本番で言われたコースを走るしかなさそうです。
タイで技能試験を受けたときもそうだったので、たぶん大丈夫だとは思います。しかし、もし何かを失敗して不合格になった場合は、またさらに1ヶ月以上待たされて再試験を受けなければならないようです。
そんなことになったら夏が過ぎてしまいます。
3回目の訪問(2日目:技能の確認)
3回目の訪問(2日目:技能の確認)が終わりましたら、またこのブログで続報をお伝えします。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【タイバーツ】タイ中央銀行が利下げを発表するもタイバーツは高止まりの4.51円。飲みにも行けない -
【タイ米】ジャスミンライスも悪くないけど、ゆめぴりかに慣れちゃったら -
【タイ歳入法第41条 外国人の所得税対策】今回は日本から日本円の現金を多めに持っていく -
とうとう1タイバーツ=4.47円。実質4.5円か。上がるにもほどがある -
タイバーツが下がるかも。タイのピチャイ商務相がタイ中銀に利下げ要望 「バーツ高が輸出に悪影響」と
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報