【時間の概念】目的がなければ時間は存在せず、することや楽しみがなければ時間は止まる

かぶとたいぞうです。

「歳をとればとるほど、時間の経過が速くなる」

そう言う人がいます。



確かに

確かに小学校の6年間に比べれば、中学校と高校を合わせた6年間のほうが速く過ぎたし、20歳から26歳までの6年間はもっと速かったし、40歳から46歳の6年間はあっという間で何も覚えていません。

では今はどうなのか。もっと速いのか。

今の私の時間はゆっくりと流れ、ぜんぜん速いとは思いません。この6年間も、途中にコロナ禍があったり、色々なことがあって、思い返せば長い6年間でした。

何が違うのか

以前と何が違うのか。

おそらく、人間は、目的がなければ時間そのものを気にしないので、時間という概念が無いのと同じなのでしょう。目的達成には期限がありますから「もう時間がない、急がなければ」と思うのですが、目的がなければ期限もないので、時の経過が速いとも遅いとも思わないのだと思います。

もうひとつ、人間は、することや楽しみがまったくなければ時間が止まるのだと思います。



映画「あなたへ」

高倉健主演の映画「あなたへ」で、高倉健が田中裕子にこう言います。

「刑務所の中では時間が止まっています。もし、あなたがこのまま何もしなければ、あなたの時間も止まってしまいます」

それを聞いた田中裕子は亡くなった恋人のことを高倉健に聞いてもらい、時間の動きを取り戻すのです。

今の私には目的もすることも楽しみも(ほとんど)無い

今の私には目的と言えるものは何もありません。全て達成したので、あとは死ぬまで休息です。

とは言え、もう少しマトモな人間になりたいとか、少しでも人のお役に立ちたいという願望はあります。また、自分の寿命も意識しています。だから、まったく時間の概念が無いわけではありません。

今の自分には、これといって、することも、しなければならないこともありませんが、楽しみや、したいことは少しだけあります。数えるほどしかありませんが、列挙すれば次のようなものです。



楽しみや、したいこと

  • 夏に札幌で子供や孫たちに会うのが楽しみ。毎年会いたい。
  • 夏に札幌で何人かのごく親しい人に会うのが楽しみ。また会いたい。一緒に食事をしたい
  • パタヤを拠点に、もっと色々な国や地域を旅してまわりたい

現役時代と違って、やることが少ないし、期限もないので、時間の流れがゆっくりなのだと思います。

札幌の著名な経営者

私の知っている札幌の著名な経営者で、自分の目標を全て紙に書き出し、それぞれの目標に期限を決めて、何歳までに達成するか一覧表にして管理している人がいます。

西暦年、その時の自分の年齢、その時の配偶者や子供の年齢、目標と手段、達成期限などをこと細かに記入し、みんなに見せ、相手にもそのような一覧表を作成することを奨励しています。

目標の内容は人それぞれですが、だいたい次のようなことを書き込むそうです。



目標例

  • その年齢までに貯めたい貯金の額
  • その年齢までに手に入れたいもの(家、車など)
  • その年齢までに得たい業績

その経営者によると、目標を書き出して期限を設定すれば、目標達成の可能性はぐんと高まるのだそうです。

そして、時間もあっという間に過ぎるらしいです。

どっちが幸せか

死ぬまでの目標を全て書き出して、達成の努力をして、あっという間に人生が終わるのと、私みたいに毎日することがなく、時間がゆっくりと流れるのと、いったいどっちが幸せなのでしょう。

確かに目標を達成すると達成感があります。喜びがあります。

でも今の私には貯金の額や家や車、業績などは、もうどうでもいいのです。



人それぞれだが

何に幸せを感じるかは人それぞれです。だからどっちが幸せかは本人にしか判りません。

私は、時間がゆっくりと流れ、何気ない、なんにもない毎日をゆったりと生きるほうが、よっぽど幸せだと思います。

それは私の本心であり、誰にたいしても繕う必要はありません。

ただ、若い人は

ただ、若い人は目標達成のためにわき目もふらず、一心不乱に努力すべきだと思います。そうしないと何も得られません。私も若い頃はそうしました。

でも、ある程度歳をとって老後を迎えたなら、もう忙しいことは要らないと思います。「忙しい」とは読んで字の通り「心」を「亡くす」ことです。人生の一番大事な晩年に心を亡くしてどうするのかと思います。



私の40歳代

前述の通り、私の40歳から46歳の6年間はあっという間で何も覚えていません。心を亡くしていたから覚えていないのです。忙殺です。

何も覚えていないほど忙しかった日々が幸せだったとは、とうてい思えません。

あの頃は家のローンと子供たち2人の学費で大変でした。両方とも期限があり時間は待ってくれませんでした。そんなことしか覚えてない時期をまた繰り返したいとは決して思いません。

私は今が一番幸せなのです。

することが何もないのが幸せなのです。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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