かぶとたいぞうです。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざがあります。私はその考えに賛成です。
私も若いうちに様々な困難に出会いました。その時は嫌でしたが、今となっては、それらの体験が、今の自分を作ったのだと素直に思えます。
若い時の苦労
若いうちに苦労や困難を経験しておくことは、必ず将来の役に立つと思います。体力や柔軟な考え方がある若いうちなら、困難に立ち向かい乗り越える力があります。その経験が成長や成功の糧になると思うのです。
人生経験や忍耐力、問題解決能力、コミュニケーション能力、気持ちの切り替え能力、他人への優しさ思いやり、判断力、洞察力など、苦労を通してしか身につかないことがたくさんあります。歳をとってからでは、体力的、精神的に難しいことでも、若いうちはチャレンジできるのです。
若いころにあまり苦労しなかった人が、歳をとってから苦労すると、苦しくて辛いだけです。だから若いうちに苦労したほうが良いに決まっています。
ところが
ところが最近気がついたのですが、若い時の苦労がプラスに転じない人もいるようなのです。苦労が勉強にも薬にもならず、ただ人生が悲観的になり、価値観がねじ曲がり、世を恨み、自分だけが損をしていると思うようになり、被害者意識が募り、世の中に対して批判的になり、犯罪者のような暗くて、冷淡な性格になる人もいるようなのです。
就職氷河期、ブラック企業、詐欺、だまし合い、不正。ズル、そんな環境の中で、悪いほう、悪いほうへ向かってしまう若者が出てくるようなのです。
そんな時代、そんな環境でも、やはり素直に学び、試練を乗り越えて、だんだん良くなる人もいます。でもそうでない人もたくさんいるようです。
だから短兵急に闇アルバイトに手を出したりするのではないでしょうか。
近道は無い
「楽に稼げる」仕事ほど危険で困難な仕事はありません。「誰でもできる」仕事ほど難しい仕事はありません。「近道」ほど遠回りな道はありません。「速攻」は側溝です。「甘い話」は苦い話に変わります。
そんなことは誰だって分かっているのに、手を出してしまうのです。
年寄りの戯言(たわごと)
縁があってこのブログを読んでいる若い人がいらっしゃったら、年寄りの戯言(たわごと)だと思ってもいいですから、地味な仕事に就いてください。
人のやりたがらない仕事、きつい仕事、労力の割にはお金にならない仕事、長時間の仕事。でも安定した収入が見込めて、いい先輩がいて、先輩の定着率が高くて、勉強になる職場や仕事がいいです。
王道
そんな仕事を長くやって、無駄遣いせず、お金を貯めるのです。
そこから道が開けます。信じてください。みんなそうやって這い上がって来たのです。
それが王道なのです。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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