【パタヤのお正月】お正月の景色や雰囲気は、国や地域、人によってずいぶん違う

かぶとたいぞうです。

新年あけましておめでとうございます。

私は今パタヤで元旦を迎えています。タイの正月は何もない正月です。



北海道の正月は賑やか

思えば、北海道のお正月は賑やかでした。31日の夜はご馳走が所狭しとテーブルに列び、家族親戚が集まって大宴会をします。

きっと北海道は昔、農業従事者が多く、閑散期の冬は楽しみが少ないので大晦日の晩にお祭り騒ぎをする習慣がついたのでしょう。あるいは、昔は冬の間に本州内地に出稼ぎに行く人が多かったので、正月休みに帰省して親戚が集まったのかもしれません。

1日の夜ではなく31日の大晦日に大宴会をおこなうのも特徴的です。

北海道の正月料理

正月の料理は26日、27日くらいから念入りに準備され、31日はたくさんのご馳走が並びます。女たちは正月の3日間はゆっくり休みます。何もしません。

北海道の正月のご馳走は、「伝統的なおせち」と言うより、なんでもありのご馳走です。カニやウニ、アワビ、タイやヒラメなどの大量の刺身、魚介、うま煮、寿司、いずし、焼いたり蒸した肉、茶碗蒸し、珍味、鍋、などなど、バラエティーに富んでます。ローストビーフでもチーズでも何でも来いです。すき焼きやジンギスカンをする人もいます。とにかく美味しいものを腹一杯食べて酒を飲むのです。

子供の頃はお正月が楽しみでした。年に1回、大ご馳走が食べられる日だったからです。



東京の正月

ところが初めて東京で正月を迎えた時、北海道とのあまりのギャップに驚きました。

東京の人たちは(人によって違うのでしょうけど)31日に大宴会はやらないようなのです。

夜に年越し蕎麦を食べるだけ。後はいつもと同じ食事か、せいぜい酒の肴に1品か2品、変わったものを食べる程度。

私が学生時代に年末のアルバイトをしていた店では、31日の夜に店主が「蕎麦を出前で注文した」と言いましたが、来たのはラーメンでした。

31日の大晦日にラーメンをすすって年越しです。ラーメン以外何もありませんでした。東京の正月は寂しいなと思いました。

パタヤの正月

ここパタヤも東京の正月と似ています。タイには12月31日の夜にご馳走を食べる習慣はありません。

ただ、東京と違って、タイの人たちにとって、お正月は4月のソンクランなのです。ソンクランには家族親戚が集まりご馳走を食べます。東京は早く核家族化が進んだのでそのような習慣がない家庭が多いような気がします。

いずれにしてもタイの人たちは大晦日にご馳走は食べません。せいぜい若者が集まってカウントダウンパーティーをしたり、年が明けたら「ハッピーニューイヤー」と挨拶する程度です。



ファランの正月

ファラン(タイに住む欧米人)はファランで、クリスマスが正月みたいなものですから、25日にご馳走を食べて31日は何もしません。

中国系の人たちは旧正月が正月です。12月31日は普通の日です。

昨夜の大晦日

だから昨夜のいつものローカル食堂でも、仲間は集まりましたがご馳走はそれほど出ません。メインは私が作った蕎麦です。あとは店主が鶏を焼いて振る舞っただけです。

札幌ではご馳走が多いので、年越し蕎麦はほんの縁起かつぎのために1口食べるだけです。しかし、昨夜は普通に1人前食べました。他にご馳走がないからです。

でも、もう寂しいとは思いません。

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正月はこうあるべき、とは考えない

何が正しいかとか、どっちが良いかなど、もう考えません。

人や家庭、地域、国によって違うのです。それでいいのです。

「普通」とか「一般的」とか、もうそんな概念も持ちません。

作られた概念に振り回されない

「こうするのが本当だ」とか「普通はこうだ」などと言いたくないし、そんなことを言う人の話も、もう聞きたくありません。

テレビや宣伝媒体、商業主義に作りあげられた正月の固定概念(高級おせちなど)に振り回される必要もありません。時代は変わったのです。

「人は人、自分は自分」「人それぞれ」でいいと思います。

それが考えを柔軟にし、世間を広げるということだと思います。

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今年もよろしくお願いいたします

私は今年もこのブログを書き続けます。このようなくだらない話とか、株の話、パタヤ生活の話をつれづれなるままに書きます。

今年も本ブログをよろしくお願いいたします。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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