かぶとたいぞうです。
愕然としました。
昨夜の米国株は開始早々上がってきたので、「自律反発」だろうと思っていたのです。今まで下がり過ぎていましたから。
そこに8月のADP雇用統計が発表されて、予想を下回る結果でした。FRBはインフレとともに雇用にも神経を注いでいますから、利上げが和らぐかもしれないとの観測で株価はぐんぐん上がっていきました。
昨夜は安心して寝たのに
昨夜は4日ぶりに上がった米国株リアルタイムチャートを見てから安心して寝たのです。
ところが今朝起きてみたら反転下落して終わっていました。
昨夜の終値は前日比で、NYダウが-0.88%、S&P500は-0.78%、ナスダックは-0.57%、かぶとたいぞうポートフォリオは-0.59%でした。
下がった理由に愕然とした
私が愕然としたのは株価が急に下がった理由です。
一体何が起こったのか。
FOMCメンバーの1人で、投票権を持つクリーブランド連銀のメスター総裁が、株価上昇を見て水をさすようなことを言い出したのです。
クリーブランド連銀メスター総裁の発言
「2023年に政策金利を4%以上に引き上げ、据え置くべきだ」
「来年の早い時期までに政策金利を4%を超える水準に引き上げる必要がある。来年の利下げ転換はないだろう」
パウエルFRB議長ですら、今後の統計指標を見て決めると言っているのに、メスター総裁は来年の利下げ転換はないと言ったのです。
株価は当然下がる
金利上昇と金融引き締めの長期化を心配して、株価は当然下がっていきました。景気後退の長期化を懸念して、デフェンシブ株、バリュー株も売られました。
講演での発言なので、予め話す内容は決まっていたのかもしれませんが、せっかく上がってきた株価を下げる意図を強く感じます。
FOMC関係者はいったいなぜ株価を下げたいのか
それ以前にもFRB高官らが株価下落を歓迎するような発言をしています。
彼らはいったいなぜ株価を下げようとするのか。何か深い理由があるのかもしれませんが、私にはその意図がまったく理解できません。
株価が順調に上がってくれたほうが嬉しいが、下がるなら下がってもいい
私はすでに持金の大半を米国株に注ぎ込みました。だから株価が順調に上がってくれたほうが嬉しいのです。
でもFOMCのメンバーが株価を下げたいと思っているのなら抵抗しても無駄です。株価は今後どんどん下がっていくでしょう。メスター総裁の思惑通りなら少なくとも来年いっぱいは株価は上がらないかもしれません。
愕然としましたが、よく分かりました。
長期投資家の覚悟
私は長期投資家です。株を売る気なんてハナからありません。だから株価が上がって嬉しいのはあくまでも気分の問題で、実利はないのです。
むしろ、どうせ下がるのなら中途半端に下がらず、とことん下がってほしいです。
とことん下がってくれれば一世一代のチャンスと思って、無理しても買いまくります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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