かぶとたいぞうです。
現在の米国株相場は不安定で、今後いつ暴落したとしても不思議ではありません。
米国株が近々暴落すると唱える「暴落論者」も相変わらずいらっしゃいます。
もう暴落に入っているか
と言うか、今年に入ってから半年間で、ナスダックは最大30%も下落しました。だからもうすでに暴落だと言う人もいます。そして今後も下がり続けて、1年で株価が半値くらいまで下がると予想する人もいます。
そうなるかもしれません。そうならず、逆に株価は上がっていくかもしれません。
誰にも分からない
一つだけはっきりしているのは、今後株価が上がるか下がるかは誰にも分からないということです。
私は今のところ米国株で成功しています。早く始めて良かったと思っているし、銘柄選択も正しかったと思っています。
1つだけ後悔していること
ただ、1つだけ後悔しているのは、もっと早く、さっさと持ち金を米国株に換えておけば良かったと言うことです。
今から5年前。私が米国株を本格的にやり始めた頃は「米国株大暴落説」が流行っていました。
ジム・ロジャーズの米国株大暴落説
ジム・ロジャーズと、その尻馬に乗った自称エコノミスト等が盛んに唱えていました。日本にも大暴落論者は大勢いました。
私は不覚にも彼らの影響を受けて、投資可能額をいっぺんに使わず、暴落に備えて残しておいたのです。
暴落に備えて投資資金を残した
持ち金のおよそ半分は少しずつ株を買い、残り半分は4年間ぐらい使わずに残しました。暴落が来たら一気に買おうと思って残したのです。
結果的に暴落は来ませんでした。もう待てないので、残ったお金は昨年末あたりから今年の3月くらいまでですべて米国株に換えました。
5年前にすべて使って米国株を買うべきだった
今から思えば、5年前に持っていたお金をすべて使って米国株を買うべきでした。5年間も買わずに待って、その後ほんとうに暴落が来て安く買えたとしても、それほど得ではありません。計算してみたのです。
ペプシコの例
例えば私の主要保有株であるペプシコは、5年前は1株100ドルで買えました。それを買わずに暴落を待って4年半以上も現金を持っていました。
現在ペプシコの株価は1株170ドルを超えています。これが今後暴落で半額になり、1株85ドルで買えたとしたら得でしょうか。
ペプシコの配当
ペプシコの配当はこの5年間で1株につき20ドルくらい出ています。配当を考えると、5年前に1株100ドルで買っておいたほうが得なのです。
さらに、その配当を使わずに全てペプシコ株に再投資すれば、株数だって複利で2割以上増えており、もらえる配当総額も増えていたはずです。
暴落を待つと損をする
このように、何年も暴落を待っていると、たとえ暴落が実現して株価が半値になったとしても損なのです。
しかも、暴落なんて本当に起きるかどうか分かりません。10年待っても起きないかもしれないし、最後まで起きない可能性だってあるのです。20%や30%下がっても暴落のうちには入りません。
暴落時に底値で買うことの難しさ
また、たとえ暴落が来たとしても、株価の底値で買うのは至難の業です。
暴落のうちには入りませんが、2年半前のコロナショックの時、私はペプシコを含めて米国株を果敢に買いまくりました。でもあっという間に底値が過ぎ、すぐに回復したので十分には買えませんでした。
底値で買うことの難しさを私は体験したのです。
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結果論?
返す返す、5年前に、素直にペプシコの株を1株100ドルで、買えるだけ買っておけば良かったと思います。
たまたま昨年ぐらいまで株価がうんと上がったから言えることであり、全ては結果論だと言われれば、その通りだと思います。しかし、私の言っていることは現実論でもあるのです。
早く買って損はしない
50%の暴落とはピーク時の株価から底値の株価への下落率を言うのです。ピーク以前に買っていれば、上がって下がってもとに戻るだけです。
米国株は長いスパンで見ると、市場設立以来ずっと上がっています。だから早く買えば早く買うほど値上がりする可能性が高く、多少下がっても配当を含めて計算すると、それほど損をしない、むしろ得をしたというケースのほうが多いのではないでしょうか。
参考にしてください
暴落を待って買い時を考えている人がいれば参考にしてください。
ただし、投資はすべて自分の判断と責任で。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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