【冬の北海道と経済、道民の生き方】北海道と札幌の連日の大雪報道を見て思うこと

かぶとたいぞうです。

私の家は札幌市北区にあります。しかし、リタイア後は毎年のように冬はタイや沖縄など南国に移動して暮らしています。越冬のための季節移住です。

昨年だけは、GOTOトラベルの中止で予定変更を余儀なくされ、12月に沖縄から札幌に戻りました。そして久しぶりに札幌の一軒家で冬を過ごしました。



水道凍結、雪かき

家に戻ると元栓を閉めたのに水道が凍結しており、水が出るまで半日かかり難渋しました。

また久しぶりの雪かきはとてもしんどく、もう嫌だと思いました。

今シーズンは再び那覇へ

昨年の秋まで「今年こそはパタヤに行く」と決めておりましたが、結局入国が難しそうなので再び沖縄にしました。しかし、今回は国のGOTOトラベル政策に振り回されたくないので、最初から普通の安いマンスリー宿泊プランを予約しました。正解でした。



那覇にいて、大雪報道を見て思う

さて、そんなことで私は今那覇のホテル住まいです。ここのところ毎日のように報道される北海道の大雪報道を暖かいところで見ています。

「高みの見物」みたいで、北海道に住んでいる人には申し訳なく思います。

しかし、この機会に前からずっと思っていたことを書きたいと思います。

冬の大渋滞

私も4年ほど前までは札幌で普通に仕事をしておりました。冬だからといって仕事をしないわけにはいきません。どういうわけか冬こそ忙しかったので頑張って仕事をしました。

札幌郊外の冬の道は滑ります。だからちょっとしたことで大渋滞になります。



スタットレスタイヤの登場

昔はスパイクタイヤで冬道を走りました。そのころは、それほど滑りませんでした。しかし、車が増え、アスファルトがスパイクで削れ、春になるとホコリが舞う「粉塵被害」が甚大になったので、スパイクタイヤは禁止になりスタットレスタイヤで冬道を運転することになったのです。

スタットレスタイヤと言ってもただのゴムタイヤです。氷の上を走ると滑ります。だから冬道の運転は慎重にならざるを得ません。

札幌の冬道の大渋滞

夏なら私の自宅から30分もかからない場所へ行くにも、冬の朝なら大渋滞に巻き込まれて2時間前に家を出ても遅刻することがあります。

だけど厳しい経営者は遅刻を絶対に許しません。私はいろいろな会社の役員や顧問をしていたので、社員に模範を示さなければならない立場でした。だから遅刻は絶対に許されなかったのです。



朝の3時に起床

朝9時から始まる会議に出席しなければならない日は、朝の3時には起きなくてはなりません。真冬の午前3時。一番寒い時間です。外気温はマイナス10度くらいの日もあります。

なぜそんなに早く起きなければならないのか。雪かきをするためです。

前の日から降り続いた雪が朝まで降り止まず、朝起きたら60センチも雪が積もっていたなんてことがあります。

雪をかかなければ車を出せません。

雪かきで汗だく

2時間かけて汗だくになって雪かきをし、シャワーを浴びてコーヒーを飲んで身支度をしたら、もう6時です。

遅くても6:30には家を出なければ遅刻する可能性があります。トイレに行く暇もありません。朝ごはんを食べる暇もありません。先方に早く着くぶんには問題ないので、早めに家を出ます。

前日の夜に付き合いで酒を飲んだ時なんかは最悪です。一睡もせずに家を出るのです。



スピンして道端の雪山に突っ込む車続出

冬道でスピンして雪山に突っ込む車をよく見ます。空いている道を選び、アイスバーンを猛スピードで走るから思いっきり滑るのです。

若い頃、私も雪山に突っ込んだことがありました。

その時は運良く電柱と電柱の間の雪山に突っ込んだので車がへこんだ程度で済みましたが、一歩間違えれば死んでいたかもしれません。

冬道は命がけ

遅刻に厳しい会社に冬道を車で通勤する人は命がけです。氷の上を滑りながら、死と隣合わせの曲芸をしているのです。

自分がいくら気をつけていても、スピンした車に激突されたら自分も巻き添えになります。



当時私が思っていたこと

私は毎日思っていました。

「早くこんな生活から開放されたい」

「冬は北海道から離れて、どこか暖かいところへ行きたい」

「だけど子供がまだ小さく、これからもお金ががかるし、家のローンもあるので、今は頑張るしかない」

+++

昔の北海道

私の曽祖父が始めて北海道に開拓で来たころ。札幌には道路も車もありませんでした。

農業は夏だけ頑張って、冬の間は休みます。夏の間にとれた作物をすべて塩漬けにしたり乾物にして、冬の間中食べます。

清貧:kabutotai.net

冬でも天気のいい日は獣を狩りに出ます。雪をこいで歩きます。歩きなのでどこにでも行けるのです。



昔の北海道の主要産業は農業、漁業、炭鉱

漁業は冬でもできます。海は冬でも凍りません。冬でも天気のいい穏やかな日は漁に出れるのです。

炭鉱は穴の中なので雪が降っても仕事ができます。宿舎と炭鉱までの道だけ雪をかけば生活は成り立ちます。

北海道は燃料となる木材と石炭に恵まれていたので、冬でも家の中でしのげました。

昔の北海道の主要産業であった、農業も漁業も炭鉱も、雪に強かったのです。贅沢さえしなければ、どうにか成り立っていたのです。

昔の人は、貧しくても足ることを知っていたので心豊かに生活していたと思います。

今の道民は贅沢を覚えた

それが今では皆んな豊かさを求めて、東京のモデルをそのまま持ってきて、東京の人と同じような背広を着て短靴を履いて、雪道を車で走り、サービス業中心の経済をどうにか回そうとしています。

根本から考え直したほうがいいのではないでしょうか。



北海道は北海道の生き方がある

夏の間だけ農業、漁業、食品加工、観光などで頑張って、冬は必要最低限の活動だけして、のんびり家で過ごす。宅配などは最寄りのコンビニまで歩いてとりに行く。高齢者は皆んな施設に入る。などなど。

今現在、冬の北海道で必死に働いている人たちを愚弄する意図はまったくありません。むしろ大変だなぁと思います。私もかつて同じでした。

でも少なくても冬だけは、働き方を変えなければ無理が祟って大事故になったり、ストレスで体を壊したり、寿命を縮めるようなことになるような気がするのです。

自然には逆らえませんし、逆らわないほうがいいと思います。

自然に打ち勝つのではなく、自然に合わせて生活するという考え方も有ってもいいと思います。

冬の雪かきが大変なら、雪をかかなくてもいい生き方もあると思います。冬道の朝の出勤が大変なら、出勤しなくてもいい生き方もあると思います。

ごきげんよう。


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著者かぶとたいぞう拝。


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