かぶとたいぞうです。
内閣府は2021年11月15日に、今年7月~9月期のGDP速報値を発表しました。
それによると、物価の影響を考慮した実質成長率(季節調整済み)は前期比0.8%減でした。年率換算では3.0%減という大幅なマイナスでした。
GDPが落ち込んでいるのは日本だけ
同期間の米国の実質成長率は2.0%増、欧州(ユーロ圏)の実質成長率は9.1%増で、GDPが大幅なマイナスになったのは日本だけです。
「長引くコロナ禍で景気が落ち込んだ」と言う人がいますが、長引くコロナ禍は日本だけではありません。米国だって欧州だって同じです。
日本はコロナが発生する前から不景気だった
日本はコロナが発生する前から景気が悪かったのです。
思い出してください。
アベノミクスで景気が良くなったと政府は盛んに宣伝し、イザナギ景気を超える最長の景気だと言ってましたが、国民は白けていました。上がったのは株価だけで、報道は「実感なき好景気」と苦肉の表現を使ってました。
インバウンドは日本が安かっただけ
一部インバウンドにわく地域や業種もありましたが、単に日本の物価が安いから外国人が来て爆買いしていっただけです。
消費税の増税が不景気に追い打ちをかけた
政府は景気が悪いのに景気がいいと偽って、無理に消費税を上げました。その結果景気はますます悪くなり、どん底に陥りました。みんな何も買わなくなりました。
そこに運悪くコロナが発生したのです。「泣きっ面に蜂」です。
根本の問題は少子高齢化の放置
今の日本が不景気なのは、日本の構造的問題が原因です。
根本の問題は少子高齢化が進んでいるのに何らの対策も講じないことです。政治が悪いのです。
むしろ政府は不景気をコロナのせいにできて助かっているのではないでしょうか。
これからの日本はますます悪くなる
政府が少子高齢化対策をしない限り、日本はこれからも不景気が続きます。今後はもっと悪くなるかもしれません。
今の日本は庶民には冷たいです。世間も貧乏人には冷たいです。みんな余裕がないからです。
自分の身は自分で守るしかありません。少しでもお金をセーブして長期戦に備えましょう。
生活防衛
これからはまた円安が進み、物価がいきなり上がっていく可能性もあります。
収入が増えないのに物価が上がれば、買う量を減らすしかありません。使うお金を減らすしかありません。
お金を使わないでエンジョイする方法はコロナ禍で身につけた人も大勢いると思います。
コロナが落ち着いても「リベンジ消費」などという言葉に乗せられることなく、今の生活スタイルを維持すればいいだけだと思います。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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