かぶとたいぞうです。
昨夜、米製薬大手ファイザー(PFE)の株がいきなり10%以上も上がりました。
株が上がったり下がったりするのは常ですが、10%以上も上下するには何かあります。
ファイザーが新型コロナの口径特効薬
それで何があったのか調べてみると、ファイザーが新型コロナの特効薬を作ったのでようです。それも注射ではなく、普及しやすい飲み薬です。
少し前にメルクが飲み薬の開発に成功しましたが、ファイザーもやったようです。しかも効き目がいいようです。
各紙ニュースを要約すると次の通りです。
ファイザーのコロナ飲み薬に関する報道要約
- ファイザーは昨日11月5日、開発中の新型コロナウイルス用飲み薬に関して治験結果を発表した。
- それによると、治験者に飲み薬を飲ませた結果、入院と死亡のリスクが89%低下したらしい。
- 治験は、軽・中程度の新型コロナ感染症と診断された患者で、肥満や高齢など重症化リスクを少なくとも一つ抱えている人を対象に実施した。
- 1219人の患者を分析した結果、症状が出てから3日以内に飲み薬の投与を開始した患者のうち、投与開始から28日以内に入院が必要になった患者は0.8%にとどまった。死亡者はゼロだった。
- 同じ条件で偽薬を飲ませたグループでは7%が入院し、7人が死亡した。
- 症状が出てから5日以内に投与を開始した場合では、入院率は1%。偽薬を投与したほうのグループの入院率は6.7%で、10人が死亡した。
- 米食品医薬品局(FDA)が承認すれば、すぐに感染者を治療できる飲み薬が用意できる。
- バイデン米大統領は、「米政府はファイザー製の飲み薬を大量に確保した」と表明した。
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医薬品メーカーへの投資のチャンスとリスク
報道を見る限り、すごい薬です。これで新型コロナの終息が一歩近づいたと思います。
医薬品メーカーへの投資は、新薬開発の成功と特許切れによる売上減など、チャンスとリスクが入り混じっています。
だから私は医薬品メーカーはファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アッヴィ、ギリアド・サイエンシズの4社に分散投資しています。
米国の大手医薬品メーカーはやっぱりすごい
メルクが先にコロナの飲み薬を出した時は少し残念に思いましたが、やっぱり米国の医薬品メーカーを4社も持っていればどこかが新しい薬を出してくるものです。
日本の医薬品メーカーも周回遅れで国産ワクチンの開発を急いでいるようですが、米国は既に口径の特効薬を作ったのです。
日本は米国産の飲み薬を分けてもらうことに全力を注いだほうが現実的かもしれません。
これからも分散投資でチャンスとリスクのバランスをとる
こんなことならファイザーの株をもっと買っておけば良かったと思いますが、それは結果論です。
ジョンソン・エンド・ジョンソンだって、アッヴィだって、ギリアド・サイエンシズだって、これからもっと素晴らしい薬を出してくる可能性があります。
やはり医薬品メーカーはどうなるか分からないから、これからも分散投資でバランス良くコンスタントに増やしていきます。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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