かぶとたいぞうです。
今週のNYダウの値動きも上がったり下がったりでした。しかしおおむね調整の範囲であり、特に急な動きではないと思います。
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今週ナスダックは大きく下がったが
ナスダックは一時かなり下がりましたが昨夜は少し回復しました。ナスダックが大きく下がったのは、長期金利が上昇したためだと思います。
FRBのパウエル議長は、金融緩和をこのまま継続すると発言しましたが、現在起こっている長期金利の上昇に関しては特に手を付けないような発言でした。
それで長期金利はさらに上昇し、その影響でナスダック市場に多い高PER株が下落したのだと思います。
NYダウの値動きは調整の範囲
私が持っている食品や医薬品などはそれほど下がらず安定しておりました。またそれら安定した株が多いNYダウの値動きも調整の範囲だったのです。
株価の動きよりもむしろ気になったのは外国為替の動きです。
外為、円安のほうが気になる
前述した米国の長期金利の上昇と、最新の雇用統計が好調だったのも影響してドルが急上昇しました。1ドル103円台〜105円台で推移していたのが、いきなり108円を超えました。
ドル高によって相対的に円が下がるのは分かるのですが、現在円はドル以外の通貨に対してもずっと値を下げているのです。
対タイバーツでも下げている日本円
私はちょうど今、タイの銀行に預けておいたタイバーツを日本円に戻している最中です。だから最近の為替相場には敏感なのです。
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ここのところタイバーツに対して円が下がっています。逆に言うと円に対してタイバーツが上がっています。
円は他の通貨に対しても下がっている
タイバーツを売って円を買う私には嬉しいことです。しかし気になるのは、対バーツのみならず、対ユーロでも対ポンドでも、対中国元でも、現在円はほとんどの通貨に対して値を下げているのです。
しかもユーロやポンドや元などに対しては、去年からだんだん安くなってきているのです。
最近の円安は日本の衰退が原因なのではないか
この円安は日本の国力の衰退を意味しているのではないかと感じるのです。
むかし日本が輸出大国だった頃は、円安は国益に繋がりました。
また、去年まで中国人が日本に大挙して来て爆買いをしたのも円安のおかげです。中国人も韓国人もタイ人も、日本の物価が安いから来ていたのです。
しかし今の日本は輸出大国ではありません。また、コロナ禍で外国人観光客も来ません。
現在の円安は輸入品の値段を押し上げて国民を苦しめるだけ
今の円安は輸入品の物価を押し上げて国民生活を苦しめるだけなのです。消費税が上がって苦しんでいるのに、食料品などの輸入品が上がってさらに物価が上がるのです。
今の時期にどうして日本円だけが下がるのか。それは日本が少子高齢化で経済が衰退し、将来性も見込めないからではないでしょうか。そんな国の通貨を売って、もっと見込みのある国の通貨を買う人が多いから下がるのではないでしょうか。円は人気がないから下がるのではないでしょうか。
将来は円安になるのは想像できるが
私は、5年10年先にはそんな時代が来るだろう想像しておりました。いつか1ドル130円とか150円とか、あるいはそれ以上に円が安くなるだろうと思っていました。だから私は今のうちに金融資産のほとんどを米ドル建てにシフトしているのです。
しかしちょっと早すぎます。まだ早すぎます。
1ドル103円の時にドルをもっと買っておけばよかった
今回の円安傾向が一時的なもので、そのうちにまた1ドル103円くらいまで戻ればいいです。しかし、もしこのまま嫌な円安が進むとしたら。
1ドル103円の時にもっとドルを買っておけば良かったと今更ながら後悔しています。
次にドルが下がったら買いだめする
外為はちょっとしたことで上下に振れるので、また大きく円高になることもあるかもしれません。もし今後ドルが103円くらいまで下がったら、今度こそドルを買いだめします。
去年から「円は100円を切る」みたいなことを言っていた人がいましたが、もうそんな予言めいたことは一切聞かないことにしました。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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