かぶとたいぞうです。
私の持ち株であるペプシコの2022年度第4四半期決算が昨夜発表されました。内容は良かったです。
概要を速報します。
ペプシコ四半期決算概要
- 第 4 四半期の売上高は前年同期比 10.9% 増の 280 億ドル。コンセンサスの 268.4 億ドルを上回りました。
- Frito-Lay North America の純収益は前年比 25% 増、Quaker Foods North America は 16% 増、PepsiCo Beverages North America は 6% 増でした。中南米の売上高は前年比 21% 増加しました。
※
- 売上総利益(粗利)は前年比 11.1% 増加して 145 億ドルになり、粗利益率は前年比 11 ベーシス ポイント上昇して 52.06% になりました。
- 営業利益率は 723 ベーシス ポイント減少して 2.9% になり、四半期の営業利益は 68.2% 減少して 8 億 1,500 万ドルになりました。
- 2022 年 12 月 31 日時点で、同社は 51 億ドルの現金および同等物を保有していました。年間の営業活動によって得られた純現金は合計 108 億ドルでした。
※
- コア EPS は 1.67 ドルで、アナリストのコンセンサスである 1.65 ドルを上回りました。
- 年間配当は現在の 1 株あたり 4.60 ドルから 1 株あたり 5.06 ドルに 10% 引き上げることを発表しました。配当は 2023 年 6 月に支払われる予定です。
- 2023 年度の本業の収益成長率を 6% と予想しています。
※
- 2023 年度のコア恒常通貨 EPS 成長率は 8% です。
- ペプシコは、2023 年度の EPS が 7.28 ドルと予想されているのに対し、7.20 ドルと予想しています。
- ペプシコは、67 億ドルの配当と 10 億ドルの自社株買いを合わせて、77 億ドルの株主へのキャッシュ リターンを期待しています。
以下、私なりの解説です。
解説
営業利益が下がったのが気になりますが、原因は広告およびマーケティング費用の 2 桁台の力強い増加に加えて、デジタル機能を構築し、会社全体で目的を統合するための追加投資によるものらしいので、今後の様子を見たいと思います。
他にドル高による海外市場での差損、資産の減損会計などマイナス要因があったにも関わらず、売上、粗利ともに増え、配当が10%も上がったのですから結果はオーライではないでしょうか。
インフレの影響
インフレにより、販売数量は、コンビニエンスフード事業が前年同期比2%減少しましたが、値上げしたぶん売上も粗利も上がった感じです。
このままインフレが長引けばいつかは販売数量の減少が痛手になる可能性があるものの、今のところはどうにか値上げが受け入れられて、収益は成り立っています。
米国経済がこのままソフトランディングしてくれれば、業績はさらに伸びるような気がします。
株価への反応は
株価への反応は鈍く、昨夜の終値は前日比+0.95%の172.78ドル。もっと上がってもいいと思いますが、そこがディフェンシブ株の地味さ。今後少しずつ上がるのでしょう。
先日、配当金による買い増しでペプシコ株を168ドル台で買ったばかりの私には、納得のいく四半期決算内容でした。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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