かぶとたいぞうです。
東日本大震災が発生してまる8年が経ちました。8年前の大震災の年に私はたばこをやめました。以来一度も吸っていません。よくやめられたと思いながら、8年前の大きな揺れとその後の報道などを思い出しています。
未だに復興が続く東日本大震災の傷跡
未だに震災の傷跡の残る東北各地のようすを見ると、あらためて当時の地震がいかに大きなものだったのか思い出します。死者、行方不明者が1万8千人を超えた巨大地震です。復興はまだ続いています。
「天災は忘れた頃にやってくる」と言います。日本は環太平洋火山帯の中にある国です。いつ大きな地震が来てもおかしくありません。東日本大震災8年の節目を機に、地震に対する用心と備えを改めて考えている読者の方も多いのではないでしょうか。
さて、大地震と言うと、私が学生で東京に住んでいた頃のことを思い出します。
今から40年近く前の話です。
当時は「首都直下型地震(東京直下地震)が30年以内に70%以上の確率で起こる」と言われていました。
首都直下型地震が30年以内に70%以上の確率で起こる
私はそのような話を信じるほうです。70%以上の確率で東京に大地震が起こるということは、ほぼ確実に起こるという意味です。
それで私は札幌勤務が可能な会社に入社して、どうにか札幌に戻って来たのです。札幌に戻ってきた理由は他にもありますが、東京の大地震が怖くて札幌に戻ってきたというのが一番の理由でした。以来私はずっと札幌に住んでいます。
あれから40年経ちますが、東京では言われていたような巨大な地震は起きていません。むしろ昨年札幌付近で起きた地震のほうが1週間にも及ぶ停電を伴い大変な災難でした。
首都圏巨大地震の予想は外れたのです。その後も「南関東直下地震」とか「南海トラフ地震」とか、名前や範囲を変えていろいろな地震予想が出ましたが、東京付近の大地震の予測はどれも当っていません。
ところが、その間にまったく予想していなかった関西や新潟県中越、東北、熊本などに次々と大地震が発生しました。
地震の予測、予想、予知なんてできない
予想した場所と時期には地震は発生せず、予想しなかった場所と時期に大きな地震が発生しています。地震は予測も予想もできないのです。ましてや「予知」なんて無理です。今では「地震予知」なんて占い程度にしか思われていません。
ためしに今、あらためてネット検索で「首都圏直下型地震 確率」と打ち込んでみたら、なんと今でも、「30年以内に70%」と出てきました。40年前と同じ事を言っているのです。恐れ入りました。
「天災は忘れた頃にやってくる」のです。
大きな地震はいつ、どこで起きるか誰にも分かりません。でもいつかどこかで必ず起きます。火山帯に住む日本人の宿命です。
覚悟をしながら、最低限の備えは常にしておく必要があります。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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