かぶとたいぞうです。
乱高下の米国株式市場
新型コロナの影響で米国株式市場が荒れています。
今週は上がったり下がったりでしたが、趨勢としては確実に下がっています。
しかしまだ私の期待する「暴落」には至っていません。
暴落を2年間待ったのだから、もっと下がってくれなければ待ったかいが無い
この2年間暴落を待っていました。しかし暴落など訪れず、むしろ株価はどんどん上がっていきました。
だからもう少し下がってくれないと待ったかいがないのです。
どのくらいまで下がれば気が済むのか。私の保有株であるペプシコを例にイメージ的に説明します。
2年前ジム・ロジャーズのせいでペプシコ株を買いそこねた
2年前、ペプシコの株は1株100ドルでした。私はペプシコの株を大量に買う予定でした。しかしちまたでは「米国株は暴落する」と噂が立ち始めたので、少し待つことにしました。
2年前、「米国株は今年中に必ず暴落する」と公言していたのはジム・ロジャーズです。氏の尻馬に乗って同じようなことを言う「アナリスト」も結構いました。
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そういう輩の話を信じた私がバカだったのですが、買い逃したおかげで2年間の配当を失いました。
その後ペプシコ株はどうなったか
さてその後、ペプシコの株はどうなったか。この2年間で、上がりに上がって新型コロナ騒動前にはとうとう147.2ドルにまでなりました。
今回の騒動でペプシコの株も大いに下がりましたが、一番下がった時でも115ドルくらいです。
22%の下落では暴落のうちに入らない
147.2ドルが115ドルなら確かに22%の暴落と言えます。しかし私にとっては2年前より割高なのです。
当然、100ドルまで下がらなければ待ったかいがありません。いや、100ドルで買えたとしても、2年間の配当を得られなかったという機会損失をリカバリーしたことにはなりません。
1年3%、2年分で6%、つまり94ドルで買えてやっと2年前に買ったのと同じなのです。
ペプシコの株価が90ドルまで下がればチャンスと言える
そう考えるとペプシコの株価が90ドルくらいまで下がらなければ妙味が無いのですが、果たして今回そこまで下がるのか。
暴落など待たずに何回かに分けてコンスタントに買えば良かったと今更ながら思います。
もし本当の大暴落が来たらどう買い向かうか
さて、今回ペプシコの株価が90ドルくらいまで下がるような暴落が訪れたらどうするか。つまり40%近い大暴落となりますが、私は当然果敢に買い向かいます。
ひとたび暴落が起こると、売りたい人が殺到します。しかしみんな恐れて手を出しません。だから暴落が加速するのです。
大暴落に買い向かう心得「落ちてくるナイフをつかむ」
「落ちてくるナイフはつかむな」という格言がありますが、落ちてくるナイフをつかまなければ底値で買うチャンスを得ることはできません。
私はかつてフィリップモリスやジョンソン・エンド・ジョンソン、アッヴィのなどの株を底値買いしたことがあります。いずれも個別事情や事件で暴落した時です。
その時はまさに「落ちてくるナイフ」をつかみました。
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ナイフが床に落ちてからつかもうとしても、つかめない
ナイフが床に落ちたのを確かめてからつかもうと思ったら、もう既に高くなっていて手を出すのに躊躇してしまいます。
もう一回下がるのを待って買おうと思うと、あっという間に上がっていきます。
そしてまごまごしているうちに恐ろしく高くなってもう手が出なくなるのです。
これは何回も経験した人でなければ分かりません。
もっと下がるかもしれないが、何回かに分けて果敢に買い向かう
もっと下がるかもしれない、と思っても躊躇なく成り行きで買うか、適当な価格で買い注文を入れないと買えないのです。
そしてその後値が上がったら結果的に底値で買ったことになるのです。
ただし底値は狙おうと思って狙うことができるものではありません。資金を何回かに分けて「買い下げる」しかないのです。
来週の米国株式市場に期待する
来週はうまくするともっと米国株は下がるかもしれません。サーキットブレーカーがもう2回ぐらい落ちてくれたらチャンス到来です。
不謹慎かも知れませんが、私は大暴落を期待しています。
ごきげんよう。
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著者かぶとたいぞう拝。
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