かぶとたいぞうです。
今朝起きたら、ドルが買えていました。1ドル104.82円でした。
1ドル104.82円で約定した指値注文
1ドル104.82円で指値注文を入れておいたのではありません。1ドル105円で指値注文を入れておいたのです。
先週末ドルが急落したので、週明けの月曜(今日)は朝からドル安で始まるだろうと思いました。それで105円で指値を入れたおいたのです。
週があけて、世界で一番最初に国際為替市場が開くニュージーランドのウェリントンでの初値がいきなり104円後半で始まりました。それで私の注文もその値段で成立したのです。105円で注文を入れておいたのに、104.82円以上の売り注文が無かったので一番高い104.82円で決まったのです。
月曜の朝はドル相場が大きく動くことがある
今年の1月にも似たようなことがありました。月曜の早朝はドル相場がいきなり大きく動くことがしばしばあるのです。
FX用語では「窓が開く」と言うらしいですが、これは珍しいことではありません。詳しくは以前下の記事にて解説しましたので参考にしてください。
【関連性の高い記事】
ドルはまだまだ下がる?
いつもは一度の買い注文は100万円単位なのですが、今回は50万円と細かく刻みました。ドルがまだまだ下がるような気がするからです。
最近の円ドル相場に関しては、いろいろな人がいろいろな事を言っています。でも私がまだまだドルが下がる(円が上がる)と思う根拠は次の2つだけです。
- 米中貿易戦争は思ったとおり長期化・泥沼化するだろうから
- 日本円はやっぱり世界のリスク逃避通貨だから
1.米中貿易戦争は思ったとおり長期化・泥沼化するだろうから
まず、米中貿易戦争の件ですが、トランプ大統領が今回はじめて米国企業に対し中国からの引き上げを求めたことが気になります。いざとなったら中国に軍事攻撃も辞さない姿勢です。
たんなるハッタリだとは思いますが、米中貿易問題は明らかに次の次元に進んだ感があります。振り上げたこぶしの下ろし先が見つかればいいですが、中国も調子に乗って勢いづくとお互いハッタリでは済まなくなってしまうかもしれません。
香港のデモの拡大と日韓関係の悪化も気になります。戦争が起こる時というのは、一見ぜんぜん関係ないような事柄が奇妙に結びついて事が大きくなるものです。あるいは最初から裏で繋がっているのかもしれません。
【関連性の高い記事】
私は米中貿易戦争が長期化した場合、「最悪の場合、実際の戦争かあるいはそれに近い状況になることも想定しておいた方がいいと思います」と以前のブログで述べました。下のリンクがそれです。その時は少し大げさに書いたつもりでしたが、それが現実味を帯びてきました。
【関連性の高い記事】
2.日本円はやっぱり世界のリスク逃避通貨だから
今の日本は決して経済状態が良いわけでもないし、問題をたくさん抱えていますが、消去法で選択すると国際的にはまだマシな通貨であり、リスク逃避通貨になりえます。理由は次の3点です。
- 日本の物価は長期間安定している
- 日本は超低金利なのでこれ以上金利は下げられない
- 日本は世界中に債権や資産を有している
日本の物価はこの20年、30年、ほとんど変わっていません、30年前に700円していたラーメンが今でも700円だし、30年前に200万円だった大衆向け乗用車が今でも200万円で買えます。それほどインフレは進んでいません。通貨は物を買う手段なので、価値が大きく変わらない通貨ほどリスク逃避にむいています。
日本は超低金利です。低金利だから持っていても得はしません。しかし、裏を返せばこれ以上金利が下がることはないのでリスクも無いのです。金利がぜんぜん付かないのに、これだけ高いのです。だから今後どんなことがあっても価値が大きく下がることはないのではないかと思われています。
日本は今でも世界中にお金を貸しています。中国に抜かれましたが米国債も思いっきりもっています。日本円には債権の裏づけがあるのです。価値がある程度保障されていると見なされています。
以上3点の理由からやはりイザとなったら円が買われて他の通貨が下がるのだと思います。
下がったドルを買って米国株の資金にする
私の本命は米国株です。米国株を買うにはドルが必要です。だから安いうちにドルを買っておくのです。
ドルがまだまだ下がればまだまだ買います。ドルを安く買うことは、イコール米国株を(日本円換算で)安く買うことなのです。
今週は米国株のゆくえも気になります。先週末に値を下げた流れで今週も下がって欲しいと思っています。
日本円で米国株を買う者にとって、ドルも下がり、米国株も同時に下がってくれたら万々歳です。
ごきげんよう。
【関連性の高い記事】
この記事があなたのお役に立った場合、下の「いいね!」をクリックして頂けると、たいへんはげみになります。
【あわせて読みたい】
同じカテゴリーの最新記事5件
-
【株価と国際情勢】イランはイスラエルを本気で攻めるかもしれない。その時、日本はどうなる? -
【ドル/円為替レート】1ドル153円突破。円はいったいどこまで下がるのか -
【円相場のゆくえ】日銀のゼロ金利政策終了発表後も円安がぜんぜん止まらない真の理由 -
【米国株】かぶとたいぞう2024年3月1日時点の持ち株ポートフォリオと今後の方針 -
【CGC、キャノピー・グロース】株の売買で儲けようとして大失敗した恥ずかしい体験
「カブとタイ」をいつもお読みいただき、まことにありがとうございます。
著者かぶとたいぞう拝。
記事のカテゴリー/タグ情報